5年間の下積み経験こそが、新指揮官の最大の強みと言えるだろう。
今季から西武の指揮を執る松井稼頭央監督は、2018年に西武へ15年ぶりに復帰。選手と同時にテクニカルコーチを兼任して、指導者人生をスタートさせた。
ロッカーはコーチ陣の一角に用意され、コーチミーティングにも参加。首脳陣としての流れを学んだ。同年限りで現役を引退すると、翌年から3シーズンにわたって二軍監督を務め、昨年は一軍ヘッドコーチとして辻発彦前監督を支えたのだった。
指揮を執る今季のチームは、現役時代にチームメイトとしてともに戦った栗山巧、中村剛也が最年長者として支え、源田壮亮、外崎修汰、山川穂高らが主力として牽引する。彼らと選手同士として、互いの考えを語り合った時間を共有していることは、信頼関係を築く上でかけがえのない財産だ。
新指揮官はすでに「源田(遊撃)、山川(一塁)、外崎(二塁)以外は白紙状態」と公言している。確かに、FAでオリックスへ去った森友哉が担っていた正捕手を含め、ほとんどのポジションで確たるレギュラーはいない。逆に言えば、二軍監督時代に手塩にかけて育ててきた若獅子たちが、いよいよ花開く可能性を期待するということだ。松井チルドレンにとっては千載一遇の大チャンス。どのポジションに新監督のカラーが出るのか非常に楽しみだ。
松井新監督が目指すのは「足を使った積極的な野球。ピッチャーを中心に1点を守れる、1点を勝ち越せる野球」だ。
「うちは山川という軸がいて、その中でしっかりと足を使いながら、どう1点を取るか。もちろん、打って勝てればベストですが、これだけピッチャー全体のレベルが上がってくると、なかなか簡単に点も取れない。その上で、どう1点を守るかというところがより大事になってくると思います。1対0でもいいし、8対7でもいい。この"1点"を勝ちきる、守りきるというのが、本当に強いチームだと思う。そこを目指したい」
今季から西武の指揮を執る松井稼頭央監督は、2018年に西武へ15年ぶりに復帰。選手と同時にテクニカルコーチを兼任して、指導者人生をスタートさせた。
ロッカーはコーチ陣の一角に用意され、コーチミーティングにも参加。首脳陣としての流れを学んだ。同年限りで現役を引退すると、翌年から3シーズンにわたって二軍監督を務め、昨年は一軍ヘッドコーチとして辻発彦前監督を支えたのだった。
指揮を執る今季のチームは、現役時代にチームメイトとしてともに戦った栗山巧、中村剛也が最年長者として支え、源田壮亮、外崎修汰、山川穂高らが主力として牽引する。彼らと選手同士として、互いの考えを語り合った時間を共有していることは、信頼関係を築く上でかけがえのない財産だ。
新指揮官はすでに「源田(遊撃)、山川(一塁)、外崎(二塁)以外は白紙状態」と公言している。確かに、FAでオリックスへ去った森友哉が担っていた正捕手を含め、ほとんどのポジションで確たるレギュラーはいない。逆に言えば、二軍監督時代に手塩にかけて育ててきた若獅子たちが、いよいよ花開く可能性を期待するということだ。松井チルドレンにとっては千載一遇の大チャンス。どのポジションに新監督のカラーが出るのか非常に楽しみだ。
松井新監督が目指すのは「足を使った積極的な野球。ピッチャーを中心に1点を守れる、1点を勝ち越せる野球」だ。
「うちは山川という軸がいて、その中でしっかりと足を使いながら、どう1点を取るか。もちろん、打って勝てればベストですが、これだけピッチャー全体のレベルが上がってくると、なかなか簡単に点も取れない。その上で、どう1点を守るかというところがより大事になってくると思います。1対0でもいいし、8対7でもいい。この"1点"を勝ちきる、守りきるというのが、本当に強いチームだと思う。そこを目指したい」