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侍ジャパン

「世界一を考えないこと」侍J唯一の“優勝経験者”ダルビッシュ有がWBC制覇の道筋を提言!「先を見ると、いろいろおかしくなる」

THE DIGEST編集部

2023.02.23

佐々木(左)ら若手投手陣にアドバイスを送る場面が見られるダルビッシュ(右)。チームに絶大な影響を与えている。写真:梅月智史

佐々木(左)ら若手投手陣にアドバイスを送る場面が見られるダルビッシュ(右)。チームに絶大な影響を与えている。写真:梅月智史

 侍ジャパンが誇る若き剛腕が、いよいよベールを脱ぐ。

 宮崎県で強化合宿をしているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表。23日には、明後日ソフトバンクとの強化試合に登板予定の佐々木朗希(ロッテ)が、今キャンプ2度目のブルペン入り。ストレートとスライダーなどを織り交ぜ、25日の登板に向けて順調な調整を見せた。
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 佐々木は「明後日試合なので、そこに向けた調整です。1回目よりも特に真っすぐが良かったです」と順調な調整ぶりを口にした。

 そして、明後日ソフトバンクとの試合に向けた質問になると、21歳は目つきが変わった。

「自分が投げたい球を。ボールへの対応が大事だと思います。本戦まで試合数も少ないので、内容もそうですし、結果も大事にしていきたいです」

 そんな佐々木を含め、投手陣に大きな影響を与えているのは、紛れもなくメジャーリーガーのダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)だ。なかでも秀逸なのは、今合宿中に投手たちの親睦を深める会に育成から大出世で日本代表へ選出された宇田川優希(オリックス)を気遣ったエピソードだ。

 今春にはオリックスでの春季キャンプで中嶋聡監督から減量を厳命。さらには、初めて手にしたWBC球への適応も求められ、精神的にも負担がかかっていた24歳に「あまりにも一人の人間が背負うには大きすぎる。だからそれは嫌だった」と感じ、「身体を見てもそんな太っているとは思わないし、お腹を触ってもそうでもない。体重というか動けないというのが問題」と持論を展開したダルビッシュ。

 同投手の人見知りな性格を把握したうえでの親睦会は早くも効果を発揮し、翌日以降から宇田川には笑顔が増え、23日にはブルペンで見違えるようなピッチングを披露。宇田川の投球を見たダルビッシュは「すごかったですね」と称賛していた。
 
 ここまで日本の投手陣と一緒に過ごしたダルビッシュは「メジャーの選手たちに比べて、(日本人投手は)真っすぐの強さだったり、変化球だったり、コントロールだったり。勝っているところがいっぱいあると思うので、近くで見れてすごく頼もしく思っています」と後輩たちの能力に目を見張る。

 そんな侍ジャパンに大黒柱は「世界一を考えないこと」と説いた。「先を見ると、いろいろおかしくなると思うので、今日とにかく一生懸命頑張ることの積み重ねだと思うので、先を見ないことが一番大事」と3大会ぶりの世界一奪還の道筋を述べた。

 WBC開幕まで2週間を切り、25日から、いよいよ強化試合を迎える侍ジャパン。その先陣を切る先発マウンドには、MLBスカウトも熱視線を送る剛腕が登板する。1次ラウンド第3戦チェコ戦(3月11日)での先発が予想される佐々木は、ここでどんなピッチングを披露するのか。侍の船出はもうすぐだ。

構成●THE DIGEST編集部

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