侍ジャパン

「中日>>侍ジャパン」「中日JAPANになってしまう」昨季セ界最下位・中日に完敗した侍ジャパンに古田敦也「不安ですね」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.03

6回中日打線に捕まったと戸郷のもとに集まる侍ジャパンの内野陣。写真:滝川敏之

 3月3日、侍ジャパンは中日ドラゴンズと壮行試合を行ない、2対7で敗れた。6日後に控えたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦に向け、投打で不安の残る内容となった。

 先発は侍ジャパンが今永昇太(横浜DeNA)、中日が小笠原慎之介でスタートした。5回まで1対1と両チーム緊迫した内容で試合を進めた。だが、侍ジャパンは2番手で登板した戸郷翔征(巨人)が中日打線に捕まった。

 6回に戸郷は5番・アキーノに2球目の直球をレフトスタンドに弾丸ライナーで運ばれるソロホームランで1点を許すと、続く高橋周平には二塁打、7番・木下拓哉にカウント1-1から3球目の直球をセンターへ弾き返されるタイムリー二塁打で、この回2点のリードを許した。

 苦しい展開は続き、7回には3番手で登板した松井裕樹(楽天)が"滑る"と言われるWBC球の制球に苦しみ、打者7人に対し28球を投げ、与四球3、被安打2、4失点と大乱調。

 8回に牧秀悟(横浜DeNA)の右前二塁打で1点を返した侍ジャパンだったが、試合は10安打と打線が爆発した中日が7対2で勝利。投手陣だけでなく、打線も好機に1本が出ず得点がなかなか入らない、つながらない"貧打"にファンからはSNSを中心に不安の声が挙がっている。
 
 侍ジャパンの試合経過を随時チェックしたフォロワーからは「今日の試合侍JAPANの活躍云々よりも、『今年の中日強そうだぞ、ウチの贔屓大丈夫か…?』みたいな感想しか出ない」「侍ジャパン、大丈夫か…?」「このままじゃ日本代表が中日JAPANになってしまうぞ」「中日>>侍ジャパンになるの草!セリーグ最下位チームだぞ」「侍JAPANの為の試合ではなくて、完全に中日ドラゴンズのための試合になっとるやん」など、侍ジャパンの出来に不安を抱いた声が多い。

 テレビ中継で解説を務めた古田敦也氏は「見てる方としては不安の残る内容ですね」とポツリ。コントロールに苦しんだ松井投手に対しては「ボールにアジャストしきれていない。本人の感覚としては、狙っているところよりも30センチぐらい離れていると思う」と、守護神候補に不安の声が漏れた。

 同じく解説を務めた松坂大輔氏は「2006年、09年もバッター陣はまだ(状態が)上がってなかったと思いましたけどね」と、今後の侍打線の上向きに期待を込めた。

 インターネットテレビ『ABEMA』で侍ジャパンの試合を解説した西岡剛氏は「強化試合だからこそ、今日いっぱい出た課題をしっかり本番までに修正していけばいい」と第1回大会の優勝メンバーとして、侍打線にゲキを飛ばした。

 侍ジャパンは明日4日にも中日と壮行試合をバンテリンドームで19時から行なう。侍ジャパンの奮起に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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