6年ぶりに開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。文字通り野球の世界一を決める国際舞台に向け、出場各国が臨戦態勢を整えている。
3月8日の大会スタートを目前にし、緊張感が日々高まるなかで、日本で着々と準備を進めているのが、史上初の大会制覇を目論む韓国代表だ。9日に東京ドームで行なわれる1次ラウンドプールBに向け、すでに来日。6日からはオリックスと阪神のそれぞれと強化試合を行なった。
6日のオリックス戦では2軍メンバー中心の相手に手を焼いて2対4で敗れた韓国。だが、7日の阪神戦ではキム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)とトミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)のメジャーリーグコンビが活躍。7対4で接戦をモノにし、イ・ガンチョル監督も「いい雰囲気で東京にいける」と開幕に向け、自信を口にした。
日本にとってもプールBで最大のライバルと言っていい韓国。もっとも、世代交代が遅々として進んでいない同代表への下馬評は高くなく、国内でも惨敗の可能性を不安視する声は少なくない。
逆風にさらされてもいる後輩たちに力強いメッセージを残すレジェンドがいる。韓国球界の歴代最多本塁打記録を持ち、かつてロッテや巨人でもプレーしたイ・スンヨプ氏だ。
韓国では言わずと知れたレジェンドであり、「国民の打者」の異名を持つイ・スンヨプ氏は、ニュースサイト『News1』のインタビューで「私もWBCに出たことで大きな自信を得られた。たしかに重圧は凄まじいが、その過程で本当に多くを学んだ」と2度の大会出場を回顧した。
そして、4番も務めた巨人時代に本拠地としていた東京ドームについて「左中間と右中間が短い。そして投手は空気抵抗を気にしなければいけない。失投をすれば、ホームランになることを警戒しないといけない」と訴えたイ・スンヨプ氏は、大会期間中に持つべき気構えを口にした。
「色々と言われるが、選手たちには日韓戦だけじゃなく全試合に勝つつもりでいてほしい。短期決戦ではイレギュラーなことが起きやすい。試合日のコンディションや状況などがプレーに直結するからだ。たとえ戦力が弱いからといって必ずしも勝てないというわけじゃない。もちろん私たちの戦力が相手チームよりも上回っているからといって気を抜いてはいけない」
東京ドームでの日韓戦は、韓国にとって完全アウェーの状況が予想される。だが、この状況についても「東京ドームにくる観客の95%以上は日本や他のチームを応援するはずだ。でも、私たちが訓練してきたことだけを上手くやれば問題はない」と断言したイ・スンヨプ氏。この偉大なる大打者のメッセージは、選手たちにとって心強いものと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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そして、4番も務めた巨人時代に本拠地としていた東京ドームについて「左中間と右中間が短い。そして投手は空気抵抗を気にしなければいけない。失投をすれば、ホームランになることを警戒しないといけない」と訴えたイ・スンヨプ氏は、大会期間中に持つべき気構えを口にした。
「色々と言われるが、選手たちには日韓戦だけじゃなく全試合に勝つつもりでいてほしい。短期決戦ではイレギュラーなことが起きやすい。試合日のコンディションや状況などがプレーに直結するからだ。たとえ戦力が弱いからといって必ずしも勝てないというわけじゃない。もちろん私たちの戦力が相手チームよりも上回っているからといって気を抜いてはいけない」
東京ドームでの日韓戦は、韓国にとって完全アウェーの状況が予想される。だが、この状況についても「東京ドームにくる観客の95%以上は日本や他のチームを応援するはずだ。でも、私たちが訓練してきたことだけを上手くやれば問題はない」と断言したイ・スンヨプ氏。この偉大なる大打者のメッセージは、選手たちにとって心強いものと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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