NPBでも猛威を振るったスライダーがWBCでも威力を発揮している。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月8日、オランダ対キューバの一戦で開幕。試合はオランダが4対2で逆転勝利を収めたが、中日ドラゴンズに所属するキューバ先発のジャリエル・ロドリゲスが4回1失点、6奪三振の好投を見せた。
ロドリゲスは2019年のプレミア12での好投を当時の中日監督を務めていた与田剛氏に見初められ、2020年に中日に入団。昨季は中継ぎとして活躍し39ホールドを挙げて、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得していた。
そのロドリゲスがキューバの先発を務め、初回からオランダ打線を150キロ後半のストレートとブレーキの利いたスライダーで封じ込んでいく。今オフに11年総額2億5000万ドル(約325億円)でレッドソックスからダルビッシュ有も所属するパドレスに移籍した3番サンダー・ボガーツに対しても、88マイル(約135キロ)のスライダーで見逃しの三振に斬って取った。
3回にタイムリーを許し1失点こそ喫したものの、切れ味鋭いスライダーは目の肥えた米国メディアにも衝撃を与えたようで、FOXスポーツMLB版は「ジャリエル・ロドリゲスがサンダー・ボガーツを凍らせた」「ジャリエル・ロドリゲスは汚い」と綴り、スライダーでの三振奪取シーンの動画を投稿。また、ジ・アスレティックなどに寄稿するMLB記者のブレント・マグワイア記者は「ジャリエル・ロドリゲスの腕はめちゃくちゃだ。バッターの目を欺くリリースポイント、バットから逃げていくキラースライダー。それは印象的なショーだった」などと絶賛した。
キューバではロドリゲスのほか、同じ中日に所属するアルバレスやマルティネス、ソフトバンクのモイネロ、昨季までソフトバンクに所属したグラシアルやデスパイネといったNPBゆかりの選手も多数選ばれており、代表選手としてのプレーも注目されるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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【WBC展望:プールA】NPB助っ人が主力のキューバと強力打線のイタリアが二強。ホーム開催の台湾は下剋上なるか?<SLUGGER>
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月8日、オランダ対キューバの一戦で開幕。試合はオランダが4対2で逆転勝利を収めたが、中日ドラゴンズに所属するキューバ先発のジャリエル・ロドリゲスが4回1失点、6奪三振の好投を見せた。
ロドリゲスは2019年のプレミア12での好投を当時の中日監督を務めていた与田剛氏に見初められ、2020年に中日に入団。昨季は中継ぎとして活躍し39ホールドを挙げて、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得していた。
そのロドリゲスがキューバの先発を務め、初回からオランダ打線を150キロ後半のストレートとブレーキの利いたスライダーで封じ込んでいく。今オフに11年総額2億5000万ドル(約325億円)でレッドソックスからダルビッシュ有も所属するパドレスに移籍した3番サンダー・ボガーツに対しても、88マイル(約135キロ)のスライダーで見逃しの三振に斬って取った。
3回にタイムリーを許し1失点こそ喫したものの、切れ味鋭いスライダーは目の肥えた米国メディアにも衝撃を与えたようで、FOXスポーツMLB版は「ジャリエル・ロドリゲスがサンダー・ボガーツを凍らせた」「ジャリエル・ロドリゲスは汚い」と綴り、スライダーでの三振奪取シーンの動画を投稿。また、ジ・アスレティックなどに寄稿するMLB記者のブレント・マグワイア記者は「ジャリエル・ロドリゲスの腕はめちゃくちゃだ。バッターの目を欺くリリースポイント、バットから逃げていくキラースライダー。それは印象的なショーだった」などと絶賛した。
キューバではロドリゲスのほか、同じ中日に所属するアルバレスやマルティネス、ソフトバンクのモイネロ、昨季までソフトバンクに所属したグラシアルやデスパイネといったNPBゆかりの選手も多数選ばれており、代表選手としてのプレーも注目されるところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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