３月10日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプールBは２日目を迎え、チェコと中国が対戦。今大会で初出場を果たしたチェコが中国に８対５で逆転勝利を収めた。
【動画】「なんてチームだ」米記者も感嘆！マーティン・ムジークの逆転３ランをチェック

　４対５と１点ビハインドで迎えた９回１死走者なしの場面だった。４番のマーティン・セルヴェンカが四球をもぎ取ると、続くマチェイ・メンシクが左翼への二塁打で一、三塁とチャンスを広げる。続く６番のマーティン・ムジークが左翼ポール際に逆転３ラン。その後、チェコは１点を追加し、そのまま逃げ切った。

　この見事な逆転勝利に、米放送局『Fox Sports』のアナリストであり、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）をこよなく愛するベン・バーランダー氏も熱狂。「チェコが史上初のWBC勝利！なんてチームだ。なんて話だ。映画を作ろう」と自身のツイッターで喜びを表現した。

　また、チェコ代表のメンバーは、二足の草鞋を履く選手が多数。普段は野球以外の職に就いており、金融トレーダー、不動産業、体育教師、学生など、多彩な顔ぶれが揃っているため、「私はこのチェコ代表にとても感銘を受けた。なんてプレーだ！労働者たちが世界の舞台で輝いている」とチェコ戦士の活躍を称えた。
  　チェコは３月11日に日本と激突。パベル・ハジム監督（チェコ）は「最初の目標は達成した。プールBで成功を重ねていきたい。日本との対戦は楽しみ」と心待ちにしている。

構成●THE DIGEST編集部

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