３月12日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）１次ラウンド、プールBのチェコ代表は韓国代表に３対７で黒星を喫した。

　WBC初出場を飾った東欧の雄は、10日の初戦・中国戦で大金星を挙げたが、11日の日本戦に続いて落とし２連敗。結束力を武器に強敵に立ち向かうチェコのパベル・ハジム監督は、試合後の会見で、「強い韓国チームに対して、我々は一生懸命戦いました。全力を尽くしたという感じです」と満足げに語った。

　そして「プロの代表レベルをとても尊敬しています」と口にしたハジム監督は、「チェコのリーグ、代表はそれほどのレベルにまだ達していない。だけど、数年後には同じレベルに到達したい」と夢を語った。

「そしてヨーロッパとアジアの野球の交流を深めたい。アジアのチームがヨーロッパや私たちの国と対戦する。そして私たちがアジアのチームと対戦する。そうした野球交流を続けていけることを願っています」
  　さらに同指揮官は、「日本のファンの皆さんは本当に素晴らしいと東京ドームで感じました。こんなに野球を愛しているファンは他にいないと思います」とファンを称えると、最後には「日本のファンの皆さん、ぜひプラハの野球シーズンに来ていただきたい。そして見てください、私たちの街を、そして国を。本当に歓迎しますので、お待ちしています」とメッセージを送った。

　仕事をしながら“二刀流”として野球をやるチェコの選手たち。１次ラウンド最終戦、オーストラリアとの試合は、13日に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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