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「得失点差は+30」侍Jの“首位突破”に米専門誌が反応。豪州戦好投の山本由伸は「米国で投げていないベスト投手の一人」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.13

豪州戦の投打の殊勲となった大谷と山本。1次ラウンドでは侍ジャパンが他を寄せ付けない強さを見せた。写真:梅月智史

 世界一奪還に向けて侍ジャパンが圧巻の勝ち上がりだ。

 3月12日、各会場で熱戦が繰り広げられている第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、東京ドームでオーストラリア対日本の一戦を行なった。2009年の第2回大会以来、14年ぶり3度目の頂点を目指す日本が7対1で快勝し、開幕から4戦全勝として、プールB・1位での準々決勝進出が決まった。

【動画】大谷翔平が特大3ラン!!山本由伸が8奪三振!!全勝を決めたオーストラリア戦をチェック

 この試合後、1980年創刊の権威ある米野球専門誌『Baseball America』は、16日の準々決勝で対戦するプールA・2位のイタリア代表とともに、5大会連続で1次ラウンド突破を果たした日本代表に注目。「日本はオーストラリアに6点差をつけて快勝し、プールBで圧倒的な強さを見せつけた」と報じ、第4戦の試合内容を振り返っている。

 記事を執筆した同誌のJJ・クーパー記者は、まず日本先発を託された山本由伸(オリックス)の存在に触れ、「ヤマモトが投じる90マイル台後半の速球とスプリッターは、オーストラリアの打線を圧倒していた」と記述。「ヤマモトは、米国で投げていないベストピッチャーの一人だ」とも取り上げており、今大会の注目選手として見ているようだ。

 また、初回から特大3ランを放った大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)には、「世界で最も多才なプレーヤーとして、期待されたことをすべて実現している」とコメント。さらに、4試合連続で大勝したチームに関しては、「プールを支配し、得失点差+30を記録した。平均得失点差は1試合7点以上だ」とデータを交えながら紹介していた。

 過去大会を比較しても"史上最強"との呼び声が高い豪華なメンバーで今大会に挑み、優勝候補の一角としても注目されている日本代表。今後の戦いからも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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