日本人選手が見せた“ある行動”が話題を呼んでいる。
3月13日に行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドのプールB第4戦で、チェコ代表はオーストラリア代表に3対8と敗戦。これにより彼らは大会からの敗退も決定し、5日間の激闘を終えた。
そんな試合後、チェコを率いるパベル・ハジム監督は「必勝」と書いたハチマキを巻いて登場。「これは日本が我々にどれだけ親切に支援をしてくれたかへの感謝の気持ちだ」と語った指揮官は、侍ジャパンの佐々木朗希へ「素晴らしい行動だった」と続けた。
ハジム監督が日本の“怪物”の名を口にしたのは、11日の試合が発端だ。この試合で先発した佐々木は、4回に162キロのストレートをウィリー・エスカラの右膝に当ててしまっていた。
当然、故意ではなかった。しかし、翌日の韓国戦にも出場したエスカラの膝が腫れていることを知った佐々木は、日本の1次ラウンドが終わった13日の早朝にチェコ代表が滞在するホテルを自ら来訪。チームへの謝罪と大量のお菓子を手渡した。
エスカラにサインボールを渡し、ナインとの記念撮影にも応じたという佐々木。その紳士的な態度にハジム監督は「本当に素晴らしい行動だった」と感嘆。そして、21歳の若武者が見せた行動を絶賛した。
「ササキはデッドボールを当てたお詫びでお菓子を持ってきてくれた。本当に野球は世界を結ぶと思ったよ」
さらに「『え!? なんというジェントルマンなんだ』という瞬間だった」と感慨深げに振り返ったハジム監督は、こう続けた。
「彼が手渡してくれたお菓子は、本当にスポーツは戦争やビジネスではないと思わせてくれた。ササキは本当にジェントルマンな行動を見せてくれたんだ。こんなにも温かい心遣いをしてくれて本当に素晴らしかったですし、我々に物凄いエネルギーを与えてくれた」
若きサムライの見せた行動は、ライバルチームの指揮官の心に響くものがあったようだ。
取材・文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)
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当然、故意ではなかった。しかし、翌日の韓国戦にも出場したエスカラの膝が腫れていることを知った佐々木は、日本の1次ラウンドが終わった13日の早朝にチェコ代表が滞在するホテルを自ら来訪。チームへの謝罪と大量のお菓子を手渡した。
エスカラにサインボールを渡し、ナインとの記念撮影にも応じたという佐々木。その紳士的な態度にハジム監督は「本当に素晴らしい行動だった」と感嘆。そして、21歳の若武者が見せた行動を絶賛した。
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さらに「『え!? なんというジェントルマンなんだ』という瞬間だった」と感慨深げに振り返ったハジム監督は、こう続けた。
「彼が手渡してくれたお菓子は、本当にスポーツは戦争やビジネスではないと思わせてくれた。ササキは本当にジェントルマンな行動を見せてくれたんだ。こんなにも温かい心遣いをしてくれて本当に素晴らしかったですし、我々に物凄いエネルギーを与えてくれた」
若きサムライの見せた行動は、ライバルチームの指揮官の心に響くものがあったようだ。
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