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侍ジャパン

「侍ジャパンの役に立ちたい」26歳の大砲・岡本和真が激白した“世界一”への想い「一緒にできる時間は残り少ない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.17

ホームランを含め2安打5打点の大活躍を見せた岡本。写真:鈴木颯太朗

ホームランを含め2安打5打点の大活躍を見せた岡本。写真:鈴木颯太朗

 日本代表は3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝でイタリア代表を破り、史上初の5大会連続4強入りを決めた。

 序盤からエースが異彩を放った。「3番・投手兼DH」の二刀流で先発マウンドに立った大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、初回から唸り声を上げるほどの気合が入ったピッチングを披露。2回に5番ビンセント・パスカンティーノに投じた6球目は164キロをマーク。自己最速まで、あと1キロに迫る気迫の込もったストレートで球場を沸かせた。

 大谷は4回2/3を投げ2失点、5奪三振。打者としては3回に三塁線へ意表を突くバントヒットでチャンスを広げた。これがきっかけとなり、侍ジャパンが先制点を奪うと、6番に入った岡本和真が左中間へ今大会第1号3ラン本塁打を放ち、4得点につなげた。

 侍ジャパンは5回に3点、7回にも2点を追加しリードを広げると、最後は地力の差をつけ9対3で勝利。アメリカ・マイアミで開催される決勝ラウンドの切符を掴んだ。
 
 殊勲打でヒーローとなった岡本は、四球を含め4打席全て出塁。2安打5打点と大爆発した。そんな26歳は試合後に「なんとか勝ってアメリカに行きたかったので、打てて良かった」と、負けたら終わりの大一番を振り返った。

 1次ラウンドから5試合目でようやく待望の一発が出た。「緊張感がある中で身体が止まっていたので、動きながら打ちにいこうと意識した」と言い、「ホームランはうまく持ってこれた。抜けてくれと思った。アメリカでも継続してもっと上げたい」と、バッティングの質をアップすることを誓った。

「6番という打順に慣れてきた」と話す大砲は、「今は打線の流れを切らないようにしている」と意識している。

 岡本は「このメンバーと一緒に野球できる時間は残り少ないので、悔いがないように頑張りたい。試合に出るからには自分もチームの何かの役に立ちたい」と、少しでも長く侍ジャパンのメンバーで野球ができる時間を過ごし、チームの勝利に貢献したいと吐露した。

 決勝ラウンドでは、これまでよりも高いレベルのピッチャーと対戦する機会が一段と増える。そんな猛者たち相手に26歳は「(対戦は)楽しみ」と頼もしい言葉で締め、球場を去った。

 侍ジャパンが誇る和製大砲が、アメリカでも類まれな打棒を発揮できるのか。要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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