ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを14年ぶり3度目の世界一に導いた栗山英樹監督が27日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見に応じた。大会中の舞台裏や選手たちへの想いなどを述べるなか、ふた回り以上も年の離れた選手たちとの向き合い方についても自らの考えを明かした。
【画像】14年ぶりの世界一!アメリカとの激戦を厳選ショットで振り返る! 栗山監督は、報道陣からの「中間管理職の方に向けて今どきの若者の心を素早く掴むためのコツは?」との問いに対して、「はい、えーと、その……。僕もその答えが分かったら幸せだなと思います」とやや答えに窮したものの、「僕らも若いころ、『今の若者は…』って言われてきたし、たぶん江戸時代も『今の若者は…』って同じように言われてきたと思う」としたうえで、「しっかり正面から伝えること」を身上としてきたという。
「もちろん、環境も違うし、考え方もこういうSNSの時代だったりで違うと思いますけど、誠心誠意自分が思っていることを持って、相手に正面からぶつかるという作業ができれば、時間がかかっても伝わるものは伝わると、僕は思っていて、『今の若者だから』っていうやり方はあまりしてないんですね」
こう考えを述べた指揮官は、自らが日本代表の選手たちに話をしている映像を見ていて「自分でもそうだな」と気づいたことがあったという。それは、文字通り選手に真正面から近づいていき、面と向かって真正面から話すことだ。これに関して、「選手からすると、けっこう(正面から)ぐわっと来られるんで面倒くさいかなと思うんですが、選手に自分の想いを伝えるために、その作業だけは自分でしっかりと正面から伝えていかなければいけないと思ってやっています」と、自身の信念とするコミュニケーション術を明かした。
今回の侍ジャパンは歴代最強と謳われたが、指揮官を筆頭にチームの一体感を感じさせる場面も多かった。そうした雰囲気を醸成したのは、栗山監督の選手との向き合い方も大いに関係していたのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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「もちろん、環境も違うし、考え方もこういうSNSの時代だったりで違うと思いますけど、誠心誠意自分が思っていることを持って、相手に正面からぶつかるという作業ができれば、時間がかかっても伝わるものは伝わると、僕は思っていて、『今の若者だから』っていうやり方はあまりしてないんですね」
こう考えを述べた指揮官は、自らが日本代表の選手たちに話をしている映像を見ていて「自分でもそうだな」と気づいたことがあったという。それは、文字通り選手に真正面から近づいていき、面と向かって真正面から話すことだ。これに関して、「選手からすると、けっこう(正面から)ぐわっと来られるんで面倒くさいかなと思うんですが、選手に自分の想いを伝えるために、その作業だけは自分でしっかりと正面から伝えていかなければいけないと思ってやっています」と、自身の信念とするコミュニケーション術を明かした。
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