大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が試合中に見せた"気遣い"が脚光を浴びている。
現地4月5日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦で先発投手としてマウンドに上がった大谷は、制球に苦しんだ。3回2死一塁の場面では、テオスカー・ヘルナンデスの左腕に94.3マイル(約151.7キロ)の球を勢いよく当ててしまい、この日2つ目の死球を記録した。
これに悶絶したスラッガーだが、その後、自らの足でゆっくりと一塁へ移動。心配そうな目で相手を見つめた大谷は、帽子のつばに手を当て軽く頭を下げた。大谷の悪びれた様子に気づいたヘルナンデスは、一塁ベースで自身の胸をトントンと叩くジェスチャーを送った。同ゲームを中継した『Root Sports Northwest』のコメンテーターは、「故意に投げつけるようなことは、オオタニには出来ないはずだ」と見解を述べていた。
死球後の背番号17の対応に注目したマリナーズ地元紙『Seattle Times』のライアン・ディビッシュ記者は、「オオタニは、すぐにヘルナンデスに対して帽子を軽く持ち上げた。野球の謝罪のようなもので、故意でないことを示した」と伝えた。
また試合後に『Root Sports Northwest』のジェン・ミューラー記者は、自身のTwitterで、「オオタニの予測不可能な球が今日の打撃を難しくした。大谷からデッドボールを受けた後は、『大丈夫だ!』と伝えた」とヘルナンデスのコメントを紹介している。
彼らのやり取りは、ファンの間でも話題となったようで、ネット上では「なんて素敵なやりとり」「大谷さんの魅力のひとつ」「これぞスポーツマンシップ」「優しい世界」「まさにスーパースター」などと称賛の声が相次いだ。
プレーだけでなく、野球をとおして"一流の行動"を示す大谷。そんな彼が見せる振る舞いは世界中のファンを魅了しているに違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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これに悶絶したスラッガーだが、その後、自らの足でゆっくりと一塁へ移動。心配そうな目で相手を見つめた大谷は、帽子のつばに手を当て軽く頭を下げた。大谷の悪びれた様子に気づいたヘルナンデスは、一塁ベースで自身の胸をトントンと叩くジェスチャーを送った。同ゲームを中継した『Root Sports Northwest』のコメンテーターは、「故意に投げつけるようなことは、オオタニには出来ないはずだ」と見解を述べていた。
死球後の背番号17の対応に注目したマリナーズ地元紙『Seattle Times』のライアン・ディビッシュ記者は、「オオタニは、すぐにヘルナンデスに対して帽子を軽く持ち上げた。野球の謝罪のようなもので、故意でないことを示した」と伝えた。
また試合後に『Root Sports Northwest』のジェン・ミューラー記者は、自身のTwitterで、「オオタニの予測不可能な球が今日の打撃を難しくした。大谷からデッドボールを受けた後は、『大丈夫だ!』と伝えた」とヘルナンデスのコメントを紹介している。
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