大物助っ人が、日本球界圧巻のデビューを飾った。

　今季シーズン開幕前、横浜DeNAと契約したトレバー・バウアーが16日、横須賀スタジアムで行なわれたイースタンリーグの西武戦に先発。4回を投げ4安打、６奪三振、無四球、無失点の内容で元メジャーリーガーの実力の片鱗を見せた。

　大物助っ人をひと目見ようと横須賀スタジアムにはファンが大勢詰めかけ、超満員に膨れ上がった。そして、バウアーがマウンドに向かうと球場は歓声に包まれた。

　さらに、この試合は横浜DeNAベイスターズの公式YouTubeでも生配信され、最大同時接続数が7万7000人以上が視聴し、異様な注目度だった。

　注目の立ち上がり。2020年サイ・ヤング賞右腕は初回に三振を奪うと、マウンドを降りる前に刀パフォーマンスを披露。ファンを大いに沸かせた。3回には1死二、三塁のピンチを招くもギアを上げ、連続三振で切り抜けた。

　この日は最速156キロを計測した速球の他にも、ツーシームやカットボール、チェンジアップ、カーブ、スライダーなど全球種を投げ、４回を無失点に抑えた。
  　バウアーは試合後に自身のツイッターを更新し、「今日のファンの応援はすごかったです！会場に来てくれた皆さん、そしてYouTubeで見てくれた7万7000人以上の皆さん、ありがとうございました！」と英語で綴り、ファンへ感謝した。

　さらに「これからが本番だ」とソードの絵文字を添えて、初回に披露した刀パフォーマンスの動画を投稿。一軍マウンドでの刀パフォーマンスを心待ちにしていた。

　バウアーの日本初登板はSNS上でもホットな話題となっており『バウアー』は一時トレンド入り。「ファームのゲームとは思えんw」「ハマスタはもっと熱いぞ」「えげつない球放るな…」「Samurai from USA」「YO·RO·SI·KU！」など国内外のファンが元メジャーリーガーのピッチングを見守った。

　まだ実力の一端だが、ファンの期待を大きく膨らます第一歩だったことは確か。サイ・ヤング賞右腕が横浜スタジアムのマウンドで投げる日は、そう遠くないかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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