現地4月16日、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が本拠地で行なわれたミルウォーキー・ブルワーズ戦に先発登板。7回(100球)を投げ、被安打4、奪三振12、四死球2、失点1と好投したが、味方の援護がなく敗戦投手となった。
今季初勝利を目指して3度目の先発登板に臨んだダルビッシュ。初回をわずか10球で三者連続空振り三振に仕留めると、2回に1死三塁からブライアン・アンダーソンの犠飛フライでブルワーズに先制点を許したものの、失点はこの1点だけだった。
2回以降は毎回ランナーを出したが、慌てることもなくスライダー、カーブ、スプリット、カットボールなどで要所をピシャリ。ベテランらしい落ち着いたピッチングでアウトを積み重ね、奪三振も今季最多12個を積み重ねた。
ダルビッシュを援護したい打線だったが、この日はブルワーズ先発のウェイド・マイリーの巧みなピッチングに翻弄され、7回までゼロを積み重ねた。8回には2番手のピーター・ストレゼレッキに三者凡退、9回は2死満塁とサヨナラのチャンスだっが守護神デビン・ウィリアムズに抑えられ、パドレスは0対1で完封負け。快投を見せたダルビッシュに白星をプレゼントできず、今季2敗目を喫した。
ブルワーズとの4連戦を1勝3敗で負け越したパドレス。チーム2連勝を飾れなかったダルビッシュだったが、地元メディアはこの日の快投を称えている。サンディエゴのニュースメディア『10news』は「7回12奪三振のユウ・ダルビッシュの支配的なパフォーマンスをパドレスは無駄にした」とベテラン右腕の好投に応えられず、1点が遠かった打線を非難した。
同じくニュースウェブサイト『Times of San Diego』は「ダルビッシュは7回を投げて12個の三振を奪ったが、2回にギャレット・ミッチェルのバントヒット、ボーク、盗塁に続く犠牲フライで挙げた1点は、ブルワーズにとって十分な得点だった」と記した。
ダルビッシュ自身も戸惑いの表情を見せたボークの場面については、「試合のスピードアップを目的とした新ルールと、ダルビッシュ、ボブ・メルビン監督、オースティン・ノラ捕手の間でのコミュニケーションミスによるものだった」と同メディアは指摘した。
試合後のメルビン監督は同メディアに対し「残念な結果だ」としながらも、「1対0の試合で、あのような素晴らしい投球をするダルビッシュは、その一つひとつが通常の試合よりも価値がある」と改めてベテランの老練なピッチングを称賛したが、それに応えられなかった打線を嘆いた。
メジャー3試合目で今季最高と言えるピッチングを披露したダルビッシュ。惜しくも初勝利はならなかったが、36歳のベテランが今季も存在感を強く発揮している。
構成●THE DIGEST編集部
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2回以降は毎回ランナーを出したが、慌てることもなくスライダー、カーブ、スプリット、カットボールなどで要所をピシャリ。ベテランらしい落ち着いたピッチングでアウトを積み重ね、奪三振も今季最多12個を積み重ねた。
ダルビッシュを援護したい打線だったが、この日はブルワーズ先発のウェイド・マイリーの巧みなピッチングに翻弄され、7回までゼロを積み重ねた。8回には2番手のピーター・ストレゼレッキに三者凡退、9回は2死満塁とサヨナラのチャンスだっが守護神デビン・ウィリアムズに抑えられ、パドレスは0対1で完封負け。快投を見せたダルビッシュに白星をプレゼントできず、今季2敗目を喫した。
ブルワーズとの4連戦を1勝3敗で負け越したパドレス。チーム2連勝を飾れなかったダルビッシュだったが、地元メディアはこの日の快投を称えている。サンディエゴのニュースメディア『10news』は「7回12奪三振のユウ・ダルビッシュの支配的なパフォーマンスをパドレスは無駄にした」とベテラン右腕の好投に応えられず、1点が遠かった打線を非難した。
同じくニュースウェブサイト『Times of San Diego』は「ダルビッシュは7回を投げて12個の三振を奪ったが、2回にギャレット・ミッチェルのバントヒット、ボーク、盗塁に続く犠牲フライで挙げた1点は、ブルワーズにとって十分な得点だった」と記した。
ダルビッシュ自身も戸惑いの表情を見せたボークの場面については、「試合のスピードアップを目的とした新ルールと、ダルビッシュ、ボブ・メルビン監督、オースティン・ノラ捕手の間でのコミュニケーションミスによるものだった」と同メディアは指摘した。
試合後のメルビン監督は同メディアに対し「残念な結果だ」としながらも、「1対0の試合で、あのような素晴らしい投球をするダルビッシュは、その一つひとつが通常の試合よりも価値がある」と改めてベテランの老練なピッチングを称賛したが、それに応えられなかった打線を嘆いた。
メジャー3試合目で今季最高と言えるピッチングを披露したダルビッシュ。惜しくも初勝利はならなかったが、36歳のベテランが今季も存在感を強く発揮している。
構成●THE DIGEST編集部
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