塁上での“珍しいアクシデント”に視線が注がれている。

　現地時間４月17日、敵地ボストン・レッドソックス戦に「２番・投手兼指名打者」の“リアル二刀流”としてスタメン出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、雨天中断を挟んだ影響により２回無安打１失点、３三振１四球で降板。今季３勝目はお預けとなったが、打者として５打数２安打１得点をマークするなど、さすがの存在感を発揮した。
【動画】「彼は私たちと同じだ」大谷翔平の“ファスナーに手こずる姿”

　序盤から冷たい雨が降りしきる中でのプレーとなったこの試合、一部で話題を集めているのが、初回にセンター前ヒットを放った後のワンシーンだ。レッドソックスの先発右腕ブライアン・ベイオが投じた初球ストレートを弾き返し、一塁に出塁した大谷は、ここで防寒用のジャケットを着用。しかし、そのファスナーがなかなか閉まらない…。

　その後は、ファスナーが開いたままリードを取る様子も見られるなど、二刀流スターが意外なところで苦戦した同シーンには、現地でも反響の声が続々。MLB公式サイトが運営する動画コーナー『CUT4』は、実際の映像をツイートした上で、「ショウヘイ・オオタニ。彼は私たちと同じだ」と文面に綴っており、その姿に親近感を覚えたようだ。

　また、米スポーツ専門メディアの野球専門アカウント『Sporting News MLB』が、「オオタニはほぼ何でもできる…ジャケットのジッパーを閉める以外は」と泣き笑いの顔文字を添えると、米放送局『CBS Sports』の公式ツイッターも、「オオタニが唯一できないのは、ジャケットのジッパーを閉めることだけかもしれない」と反応を示していた。
  　なお、この試合はエンジェルスが５対４で勝利。続いていた連敗を「３」で止め、現地時間18日からは、ニューヨーク・ヤンキースとの敵地３連戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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