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大谷翔平、圧巻の奪三振ショー! 米メディアも脱帽する6者連続三振締めで降板「ショウタイムが帰ってきた」

THE DIGEST編集部

2023.04.22

中3日というコンディションが注目されたなかでのマウンドで、大谷は異彩を放った。(C)Getty Images

中3日というコンディションが注目されたなかでのマウンドで、大谷は異彩を放った。(C)Getty Images

 快調なピッチングだった。

 現地4月21日に行なわれた本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が「2番・指名打者兼投手」で先発登板。7回(102球)を投げて、被安打2、11奪三振、無失点で降板した。

 今月17日に敵地でのボストン・レッドソックス戦に登板した大谷は、気温9度で、冷たい雨が降りしきるコンディションに苦戦。試合中に起きた1時間の降雨中断の影響もあり、わずか3回で降板していた。そこから中3日で迎えた、快晴のホームでのマウンドは、まるで水を得た魚のように投げ込んだ。

 初回を三者連続三振で終えた「投手・大谷」は、その後もロイヤルズ打線を前に危なげなく投球。今季に冴えわたっているスイーパーが狙い打たれていると把握するやいなや、4シームとスプリット、さらに曲がり幅の小さいカット気味スライダーを軸にした投球で抑え込んでいった。2点のリードをもらった4回には1死一、二塁と得点圏に走者を置くも、強打者のサルバドール・ペレスをスイーパーでショートへのダブルプレーに打ち取って難を逃れた。
 
 なかなか味方打線から追加点を得られなかった大谷。だが、この日の彼は2点で十分だった。6回にはふたたび三者連続三振を記録。とりわけ同回のラストバッターとなったMJ・メレンデスから奪った三振は71.4マイル(約114.9キロ)のカーブでもぎ取る緩急が冴えたものだった。

 その後も危なげなく投げ進める大谷は6回から続く6者連続三振で7回を投げ切ったところで降板。肩で息をするような場面も見られ、疲労の色が濃くなっていたために、僅差ではあったが、首脳陣が決断した。

 なお、この日はMLB公式サイトが「ショウタイムが戻ってきた」と絶賛した「投手・大谷」が輝いた一方で、「打者・大谷」は8回裏の攻撃でセンター前に3試合ぶりのヒットを放ち、4打数1安打とした。

構成●THE DIGEST編集部

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