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現地実況も“サイクル安打”と勘違い! 大谷翔平が放った大飛球に思わず絶叫も、「彼を惑わせたのは確かだ」とフォローの声

THE DIGEST編集部

2023.04.28

サイクル安打達成を目前に控えた大谷は、第5打席で大飛球を打ち上げた。(C)Getty Images

 偉業達成のかかる大飛球に現地実況が思わず"早とちり"してしまった。

 現地時間4月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「3番・投手兼指名打者」としてスタメン出場。チームが8対7と接戦をものにしたなか、6回(93球)、被安打3、与四死球5、8奪三振、5失点で今季4勝目(0敗)をマークし、打者としても5打数3安打1打点のハイパフォーマンスを発揮した。

【動画】HRと勘違い!現地実況も興奮した大谷の第5打席
 
 場内が大きく沸いたのは、8回1死一、二塁の第5打席だ。サイクル安打に王手をかけていた大谷は、6番手リチャード・ラブレディと対峙すると、その初球を強振。地元放送局『Bally Sports West』で実況を務めるウェイン・ランダッツォ氏が思わず、「ベースボール・ヒストリーがショウヘイのもとに!」と叫んでしまうほどの大飛球だったが、あとひと伸び足りなかった。
 
 快挙目前でセンターフライに倒れたこのシーンを受け、「エンジェルスの実況アナウンサーは、オオタニがサイクル安打を放ったと思い込んでしまったようだ」と記事を掲載しているのが、米メディア『Larry Brown Sports』。「信じられない偉業を成し遂げそうだった」と大谷の活躍を称えつつ、「ランダッツォ氏を惑わせたのは確かだ」と現地実況の反応に注目している。

 また、「彼は惜しくも(サイクル安打達成を)逃した」と興奮状態のまま、実況を続けていたランダッツォ氏。これに対し、「残念ながら打球はわずかに短く、彼は自身のコールを修正せざるを得なかった」と言及している同メディアは、「オオタニが強い打球を放ち、ファンもすぐに歓声を上げたので、騙されたのはランダッツォ氏だけではない」と指摘していた。

 あらためて特異な存在感を示した大谷。なお、今季初の猛打賞で打率は.278に上昇している。

構成●THE DIGEST編集部

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