今季の阪神は粘り強い！５月25日に神宮で開催されたヤクルト戦、延長10回の熱戦を７対４で制して５連勝。今季最多の貯金「14」とした。

　2回に先発・伊藤将司が押し出し死球などで2点を先制された。４回に大山悠輔が打線に火をつけると、７回にミエセスが、８回には近本光司がそれぞれソロアーチを打ち込み、逆転に成功する。

　だが昨季リーグ優勝のヤクルトが意地を見せる。８回裏、山田哲人、村上宗隆の連打で２死一、三塁と反撃。２番手・加治屋蓮のミスを誘い、ボークで同点に追いついた。

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　３対３で迎えた延長10回２死から、阪神は近本のヒットを皮切りに満塁のチャンスを作り出す。大山が四球を選び、押し出しで勝ち越し。さらに佐藤輝明が左中間を破る３点適時二塁打で、リードを一挙４点に広げた。

　その裏に村上のソロ弾を浴びたものの、三塁手・佐藤が今度は守備力を光らせ、３時間47分の戦いに終止符を打った。前日のゲームに続き劇的な勝利を収めた阪神にSNSでは「阪神強すぎん？どうした？？」「今年は“アレ” 狙えるぞ！」「ツーアウトから点が入る阪神強い」「負ける気がしない」「神ががってる」などとファンの興奮は冷めやらない。
  　試合後、連夜のヒーローに選ばれた佐藤は、「押し出しで１点、大山さんが選んでくれたので、すごく楽な気持ちで打席に立てました。いい場面で打てたので嬉しいです」と喜びを語った。

　28勝14敗１分で２位・DeNAとのゲーム差を４に広げる猛虎。大卒３年目のスラッガーは、「本当に良い流れで来ていると思います。（今日の接戦を勝ちきったことは）大きいですね」とチームの勢いを口にし、「明日も勝ちます！応援よろしくお願いします」との言葉で締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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