プロ野球

「投手三冠エグい!」大竹耕太郎が防御率、勝利数、勝率トップ浮上! 岡田阪神、今季5度目のサヨナラ勝ちで虎党乱舞「セ界無双」

THE DIGEST編集部

2023.06.04

現役ドラフトで入団した大竹が規定投球回に達し、防御率リーグトップに浮上した。写真:滝川敏之

 昨年オフ、現役ドラフトで猛虎に加入した左腕が投手三冠に躍り出た。

 6月3日、プロ野球セ・パ交流戦で阪神は本拠地でロッテと対戦した。先発の大竹耕太郎が7回途中まで2失点に抑え、勝利投手の権利を持ったまま降板。3点リードで迎えた9回にロッテが土壇場で追い付き、大竹の白星は消滅したが、チームは延長11回に6対5でサヨナラ勝ちを収めた。

 開幕から7戦6勝で迎えた背番号49は、この日も抜群の制球力が冴えた。内角、外角を問わず速球で巧みにコーナーを突くピッチングでロッテ打線を翻弄。4回は3連打で1死満塁のピンチを招くも、後続を空振り三振、中飛に打ち取り無失点。打球の行方を見届けると、大竹はマウンド上で渾身のガッツポーズを見せた。

 6回までゼロに封じ、7回1死一塁から代打・大下誠一郎に移籍後初被弾となる左越え2ランを食らい、1点差に迫られたところで岡田彰布監督は交代を告げた。同じ現役ドラフト組に一発を浴びた大竹だが、6回1/3を投げ8安打2失点。これで規定投球回に到達し、防御率は0.71。同僚の村上頌樹(同1.41)を上回り、セ・リーグトップに浮上。さらに、6勝は戸郷翔征(巨人)と並ぶリーグ首位タイで、勝率10割は言わずもがな1位だ。

 試合は5対2で阪神がリードしたまま9回へ。マウンドには防御率0.00の絶対的守護神・湯浅京己を投入し逃げ切りを図ったが、パ・リーグ首位を走るチームの驚異的な粘りの前に3点を失い、勝利目前で追い付かれ延長戦に突入した。

 11回に阪神は1死満塁のチャンスを作ると、プロ5年目の22歳・小幡竜平がセンターに打ち返すサヨナラ打で、4時間を超える死闘を制した。
 
 劇的な展開に甲子園球場は割れんばかりの大歓声。もちろん、SNS上でも虎党は大いに盛り上がった。ツイッターのコメント欄には「最悪の流れだったのにちゃんとサヨナラできるの草」「やっぱ今年の阪神は違うわ~」「この勝ちはホンマに無茶苦茶でかい!」とサヨナラ勝ちに酔いしれるなか、「やっぱ大竹化け物やんけ」「投手三冠とかエグすぎるぞ!」「神様、仏様、大竹様」「さすがセ界無双のエース大竹」など、快進撃の立役者である27歳の左腕を称える声が目立った。

 今季5度目のサヨナラ勝ちで9連戦の初戦を飾った阪神。12球団で唯一3連敗をしていないチームの底力を示す価値ある勝利を見せた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大竹耕太郎が満塁のピンチ抑えガッツポーズ!

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