二刀流スターに次ぐMVP候補の活躍も凄まじい。

　現地８月12日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地ミニッツメイド・パークで行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「２番・指名打者」として先発出場し、４打数１安打、１得点、２三振。チームが３対11で２連敗を喫したなか、６回の第３打席で右中間フェンス直撃の痛烈な二塁打を放ち、２試合連続ヒットをマークしている。

【動画】エンジェルス戦で４打数３安打４打点と活躍したタッカー

　日本の偉才が今季も凄まじい活躍を披露してきたのは周知の通りだ。投げては22試合に登板し、10勝５敗、防御率3.17、165奪三振をマーク。打っても116試合の出場で打率.305、40本塁打、83打点、16盗塁、OPS1.068と圧巻のスタッツを残し、「２年連続の二桁勝利＆二桁本塁打」「10勝＆40本塁打」というメジャー史上初の快挙を２つ達成した。
  　現時点でアメリカン・リーグのMVP最有力と目される大谷だが、このレースに関して今回、新たに私見を述べたのが、アストロズのホゼ・アルトゥーベ内野手だ。地元メディア『Houston Chronicle』によると、「ショウヘイはMVP級のクレイジーなシーズンを過ごしているが、カイル・タッカーも素晴らしい年を送っている」とチームメイトを絶賛したという。

　この日、タッカーは３試合ぶりの22号３ランを含む４打数３安打４打点、１四球と躍動した。MLB公式サイトによる最新のMVP模擬投票では、大谷に次ぐア・リーグ２位選出となっていた26歳の強打者だ。今季の活躍を受けてアルトゥーベは、「彼もMVPリストに加わるべき。そういうプレーヤーだ」と続け、「好きな選手のひとり」と話していた。

　今季のレギュラーシーズンも残り２か月。はたして今後、どのようなMVP争いが繰り広げられるだろうか。彼らの戦いぶりから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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