MLB

熱狂的‟大谷翔平ファン”の米記者も「プレーオフ進出は困難」とエ軍に悲観的予測。現地メディアは「主軸の負傷が躍進を妨げた」と見解

THE DIGEST編集部

2023.08.13

大谷自身も8試合連続アーチなしとやや低迷気味だ。(C) Getty Images

 レギュラーシーズンも残り50試合を切っているMLBではロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平の去就についての話題が連日、メディアを賑わせている。

 トレード期限終了後、今季最長となる7連敗を喫したエンジェルス。来季以降も大谷をチームにとどまらせるため、「買い手」としてトレードでの補強も行ないポストシーズン進出を目指すも、現在勝率5割を切るなど苦しい戦いが続いている。

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 オールスター明けの連勝により終盤戦に向けて期待を抱かせたが、ここに来てのチームの急失速を踏まえ、二刀流スターの未来を占う米識者の声も聞こえてきているようだ。
 
 現地スポーツサイト『sportskeeda』では、エンジェルスの特集記事として「プレーオフ進出を逃す瀬戸際であり、6億ドルのフリーエージェントになる模様」と銘打った、大谷のシーズン終了後の動向を予想するトピックを配信。米ジャーナリスト、ベン・バーランダー氏の見解を伝えている。

 バーランダー氏は「地球上で最も熱狂的なオオタニのファンの一人」としてトピックで紹介されているものの、同氏が「エンジェルスはプレーオフ進出を逃すと思う」と語ったことが紹介されている。

 さらに同メディアも大谷の移籍について言及しており「オオタニは現在、1年3000万ドルの契約の最終段階にある。シーズン終了後にフリーエージェントとなる予であり、多くの専門家は彼の次の契約は現在のMLB記録を塗り替えると見ており、6億ドルにも達するとの予測もある」と指摘。

 その上で「マイク・トラウトやアンソニー・レンドーンといった一流選手の怪我が、今シーズンのチームの躍進を妨げているのは間違いない。トラウトはチーム117試合中81試合にしか出場していない。レンドーンは43試合しか出場できていない」として、主力選手の負傷者が続出したここまでのチーム状況を振り返っている。

 加えて「アルテ・モレノ・オーナーとエンジェルスにとって、今シーズンは重要な局面を迎えている。プレーオフに進出すれば、オオタニを残留させることができる。プレーオフ進出を逃せば、現代野球で最も偉大な選手をほぼゼロで失うことになる」と今季終了時を見通し、トピックを結んでいる。

 試合の最終盤で自滅する形で逆転を許すなど、目を覆いたくなる内容も目立つエンジェルス。大谷の奮闘が連日伝えられる中、開幕前からの目標でもあるポストシーズンでの戦いに向け、何とかもう一度、チーム状態を上向かせる必要があるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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