メジャー日本人投手のパイオニアが見守る前で、偉大な記録を塗り替えた。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が現地8月14日、ボルティモア・オリオールズ戦に先発登板した。7回(81球)を投げ8安打4失点。チームが1対4で敗れ、今季8敗目(8勝)を喫したが、6個の三振を奪いメジャー通算1919奪三振に達し、野茂英雄(元ロサンゼルス・ドジャースなど)氏が持つ通算1918奪三振を超えて日本人投手の最多記録を更新した。
4回まで1点に抑えていたダルビッシュだったが、5回に2安打と四球で1死満塁のピンチを招くと、ガーナー・ヘンダーソンに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、リードを4点に広げられてしまう。
それでも36歳は6回、先頭のライアン・マウントキャッスルから5個目の三振を奪い、野茂氏が持つ日本人最多奪三振に並ぶ。次打者を一フライに抑え、最後のラモン・ウリアスには95.2マイルのフォーシームで空振りに仕留め、記録を更新。無失点に抑えた日本人右腕は雄叫びを上げた。
ダルビッシュが野茂氏の偉大な記録を抜いた瞬間をMLB公式サイト『MLB.com』は見逃していない。同メディアは公式X(旧ツイッター)に、ダルビッシュがスタンドで見守る野茂氏の目の前で記録を更新する瞬間を共有すると「ユウ・ダルビッシュがヒデオ・ノモを抜いて、日本人投手として最多奪三振を達成した!」と綴り、末尾には日の丸国旗と拍手する絵文字を添えて新記録を称えた。
他にも、『ピッチング・ニンジャ』の異名を持つ米投球分析家のロブ・フリードマン氏も同じく自身のXを更新。「”トルネード”ノモが見守る中、ヒデオ・ノモの記録を破った!」と興奮を隠し切れなかった。
野茂氏は1995年に日本人投手のパイオニアとしてメジャーに挑戦し、ロサンゼルス・ドジャースに入団。自身の代名詞といえる「トルネード投法」で米球界を席巻し、MLB1年目のシーズンを13勝6敗、防御率2.54、236奪三振の成績を残し、ナ・リーグ新人王を獲得。以降はメジャー7球団を渡り歩き、日本人選手のメジャー進出へ大きな足がかりを作った。
偉大な先輩投手がメジャーで積み上げてきた奪三振記録を抜いたダルビッシュ。16日に37歳を迎えるベテランは、猛者が集うメジャーの舞台でも衰えの気配は一切ない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】野茂英雄が見守る前でダルビッシュ有がメジャー強打者をきりきり舞い!
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サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が現地8月14日、ボルティモア・オリオールズ戦に先発登板した。7回(81球)を投げ8安打4失点。チームが1対4で敗れ、今季8敗目(8勝)を喫したが、6個の三振を奪いメジャー通算1919奪三振に達し、野茂英雄(元ロサンゼルス・ドジャースなど)氏が持つ通算1918奪三振を超えて日本人投手の最多記録を更新した。
4回まで1点に抑えていたダルビッシュだったが、5回に2安打と四球で1死満塁のピンチを招くと、ガーナー・ヘンダーソンに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、リードを4点に広げられてしまう。
それでも36歳は6回、先頭のライアン・マウントキャッスルから5個目の三振を奪い、野茂氏が持つ日本人最多奪三振に並ぶ。次打者を一フライに抑え、最後のラモン・ウリアスには95.2マイルのフォーシームで空振りに仕留め、記録を更新。無失点に抑えた日本人右腕は雄叫びを上げた。
ダルビッシュが野茂氏の偉大な記録を抜いた瞬間をMLB公式サイト『MLB.com』は見逃していない。同メディアは公式X(旧ツイッター)に、ダルビッシュがスタンドで見守る野茂氏の目の前で記録を更新する瞬間を共有すると「ユウ・ダルビッシュがヒデオ・ノモを抜いて、日本人投手として最多奪三振を達成した!」と綴り、末尾には日の丸国旗と拍手する絵文字を添えて新記録を称えた。
他にも、『ピッチング・ニンジャ』の異名を持つ米投球分析家のロブ・フリードマン氏も同じく自身のXを更新。「”トルネード”ノモが見守る中、ヒデオ・ノモの記録を破った!」と興奮を隠し切れなかった。
野茂氏は1995年に日本人投手のパイオニアとしてメジャーに挑戦し、ロサンゼルス・ドジャースに入団。自身の代名詞といえる「トルネード投法」で米球界を席巻し、MLB1年目のシーズンを13勝6敗、防御率2.54、236奪三振の成績を残し、ナ・リーグ新人王を獲得。以降はメジャー7球団を渡り歩き、日本人選手のメジャー進出へ大きな足がかりを作った。
偉大な先輩投手がメジャーで積み上げてきた奪三振記録を抜いたダルビッシュ。16日に37歳を迎えるベテランは、猛者が集うメジャーの舞台でも衰えの気配は一切ない。
構成●THE DIGEST編集部
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