米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が９月10日、ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトが退団する可能性を示唆した。

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「トラウトが退団を希望するのなら、エンジェルスはおそらく初めてトレードに応じる姿勢を見せている。トラウトはトレード拒否権を持っており、最近、球団フロントやオーナーと方向性について個人的に話し合いたいと語った」

　可能性の段階とはいえ、MLBの大物スターの退団の噂は大きな話題になった。この記事を引用する形で、米メディアはこぞってトラウトの退団の可能性に言及した。

　米放送局『FOX Sports』は「トラウトがエンジェルスの将来をコントロールしているようだ。チームの将来について疑問を持っている」と伝え、米放送局『CBS Sports』は「スター外野手で将来の殿堂入り選手が退団する可能性が、これまで以上に高まっている」と報じた。
  　それでもナイチンゲール記者はトラウトをトレードに出したとしても、エンジェルスが大きな対価を手にできるとは限らないと見ている。「2016年以来、１シーズンで140試合以上出場していない。もし、今シーズン復帰できなければ、過去３年間で、計249試合を欠場することになる」と、故障で戦列を離れることが多い近年の状況を説明した。32歳のトラウトは現在、負傷者リストに入っている。

『CBS Sports』も「トラウトは非常に優れた選手で、どのチームでも貢献できる」としながら、「今後も持続的に最高のパフォーマンスを見せることはないだろう。故障の懸念は消えない」と伝えている。

　大谷翔平が今オフにFAとなり、トラウトの去就も不透明になってきた。はたしてエンジェルスはどのような決断をするのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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