いよいよ明日(現地10月3日)からMLBのプレーオフが始まる。ワールドチャンピオンの座を賭けた争いを制するのは一体どのチームなのか。アメリカン・リーグ6チームの戦力を分析する。
【山本萩子のMLBプレーオフ至上主義!│前編】球場の盛り上がり、選手の表情、起用法...何もかもいつもと違う独特の魅力<SLUGGER>
●オリオールズ(第1シード)
101勝61敗(東地区1位)
戦力評価:B+
つい2年前に110敗を喫したチームがリーグ最多の101勝をマーク。MLB史上でも稀に見る大躍進を果たした。昨年デビューした捕手のアドリー・ラッチマン、新人王受賞確実の遊撃手ガナー・ヘンダーソンと要のポジションを2人の若手スターが占める野手陣は絶対的な核こそ不在だが粒揃い。相手投手の左右に応じて臨機応変にメンバを組み替え、ベンチ入り13人がレギュラーと言っても過言ではない。
ただ、プレーオフを勝ち抜く上では不安要素がないでもない。チーム全体が若く、経験不足というだけでなく、投手陣は防御率リーグ5位ながらエース不在。加えて、絶対的守護神フェリックス・バティスタがトミー・ジョン手術でプレーオフ全休が決まった。その意味でも、藤浪晋太郎の投球はカギになりそうだ。"ジキル"と"ハイド"のどちらが顔をのぞかせるだろうか。
●アストロズ(第2シード)
90勝72敗(西地区1位)
戦力評価:A-
過去6年間いずれもリーグ優勝決定シリーズまで進出し、ワールドシリーズ進出3度、世界一2度とMLBで最も安定した強さを誇る。今季は思わぬ苦戦を強いられたが、それでもシーズン162試合目で逆転地区優勝を飾るなど勝負強さを発揮した。
打線は昨年のプレーオフでも大活躍したヨーダン・アルバレスに加え、今季30本塁打&30盗塁を達成したカイル・タッカー、ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマンとおなじみのメンバーが健在。投手陣も、先発にノーヒッター左腕フランバー・バルデス、トレードで呼び戻したジャスティン・バーランダーと一見強力だが、抑えのライアン・プレスリーが不振に陥るなど、例年と比べると力強さには欠ける。
そうは言っても、チーム全体の"勝負勘"、豊富な経験値は他の追随を許さない。地区優勝を手にしてワイルドカード・シリーズを免除されたことで、晴れてリーグ優勝最右翼に躍り出たと言っても過言ではないだろう。
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●オリオールズ(第1シード)
101勝61敗(東地区1位)
戦力評価:B+
つい2年前に110敗を喫したチームがリーグ最多の101勝をマーク。MLB史上でも稀に見る大躍進を果たした。昨年デビューした捕手のアドリー・ラッチマン、新人王受賞確実の遊撃手ガナー・ヘンダーソンと要のポジションを2人の若手スターが占める野手陣は絶対的な核こそ不在だが粒揃い。相手投手の左右に応じて臨機応変にメンバを組み替え、ベンチ入り13人がレギュラーと言っても過言ではない。
ただ、プレーオフを勝ち抜く上では不安要素がないでもない。チーム全体が若く、経験不足というだけでなく、投手陣は防御率リーグ5位ながらエース不在。加えて、絶対的守護神フェリックス・バティスタがトミー・ジョン手術でプレーオフ全休が決まった。その意味でも、藤浪晋太郎の投球はカギになりそうだ。"ジキル"と"ハイド"のどちらが顔をのぞかせるだろうか。
●アストロズ(第2シード)
90勝72敗(西地区1位)
戦力評価:A-
過去6年間いずれもリーグ優勝決定シリーズまで進出し、ワールドシリーズ進出3度、世界一2度とMLBで最も安定した強さを誇る。今季は思わぬ苦戦を強いられたが、それでもシーズン162試合目で逆転地区優勝を飾るなど勝負強さを発揮した。
打線は昨年のプレーオフでも大活躍したヨーダン・アルバレスに加え、今季30本塁打&30盗塁を達成したカイル・タッカー、ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマンとおなじみのメンバーが健在。投手陣も、先発にノーヒッター左腕フランバー・バルデス、トレードで呼び戻したジャスティン・バーランダーと一見強力だが、抑えのライアン・プレスリーが不振に陥るなど、例年と比べると力強さには欠ける。
そうは言っても、チーム全体の"勝負勘"、豊富な経験値は他の追随を許さない。地区優勝を手にしてワイルドカード・シリーズを免除されたことで、晴れてリーグ優勝最右翼に躍り出たと言っても過言ではないだろう。
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