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「2人を獲得できればWS進出も夢ではない」米ベテラン記者がメッツ再建へ大谷翔平、山本由伸の必要性を主張!「手を出さないなら私は驚くだろう」

THE DIGEST編集部

2023.10.10

今季メジャーとNPBで大活躍を見せた両雄。大谷(左)と山本(右)は来季、メッツで邂逅することはあるのか? (C) Getty Images

 ニューヨーク・メッツは今季、早々にプレーオフ争いから脱落し、最終的にナ・リーグ東地区4位に沈んだ。夏のトレード期限では多くの主力選手を放出するなど、シーズン半ばにして来季以降を見据えたチームの再構築に舵を切った。

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 オフに入っても、ショー・ウォルター監督が退任、ビリー・エプラーGMも球団を去るなど、フロント陣にも大きな動きが見られる中、噂が絶えることのない大物日本人選手獲得についての話題も聞こえてきている。

 米スポーツメディア『FanNation』が現地時間10月9日、「ベテランMLBインサイダーがメッツのオフシーズン計画を大胆予想」と銘打ったトピックを配信。その中で、今オフFAとなるロサンゼルス・エンジェルス大谷翔平と、ポスティングでのメジャー移籍が確実視されている、オリックス・バファローズの山本由伸のメッツ入りについて論じている。

 今回のトピックは、米メディア『The Athletic』の記者であるジム・ボーデン氏による、両日本人選手についての見解を紹介する内容となっており、同氏が「メッツがワールドシリーズに出場するのは1、2年先だろうが、ショウヘイ・オオタニやヨシノブ・ヤマモトを含む何人かのトップ・フリーエージェントに手を出さないなら、私は驚くだろう」と語ったとしている。

 その上で『FanNation』では、「メッツは2022年に101勝を挙げたが、今シーズンは大きく期待を裏切った」と今季の不振を振り返りながら「ニューヨークがオオタニやヤマモトの獲得に乗り出すと言われたのは、これが初めてではない。メッツのオーナーであるスティーブ・コーエンは資金に余裕があり、もしどちらかのスター選手を獲得することができれば、クラブは大きく改善されるだろう」と予想。そのうえで、「どうにかしてニューヨークがこの2人を獲得できれば、ワールドシリーズ進出も夢ではない。その可能性は極めて低いが、何が起こるかは誰にも分からない」と見解を述べている。

 さらに「メッツが今オフ、オオタニかヤマモトのどちらかを獲得しても、それほど驚くことではないだろう。2023年は期待通りにはいかなかったが、メッツファンは少なくともクラブの将来に希望を持てるはずだ」と記すなど、今オフのFA市場の目玉とされる日本人獲得に大きな期待感を抱いている。

 チームの新たな方向性を探っている現時点でのメッツに、大谷、山本といった球界のトッププレーヤーが必要であることは間違いない。今季唯一の明るい話題と言われた千賀滉大に続き、来季も日本人選手がメッツに活力を与える存在となるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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