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MLB

「オオタニと契約する最有力候補だが、道は他にもある」LA地元紙がドジャースの補強戦略に言及「オフシーズンの最優先は、先発投手だ」

THE DIGEST編集部

2023.10.18

9月に右肘を手術した大谷は、2024年シーズンは打者専任となる。(C)Getty Images

9月に右肘を手術した大谷は、2024年シーズンは打者専任となる。(C)Getty Images

 今オフにFAを迎える大谷翔平の去就について、アナハイムの地元紙でロサンゼルス・ドジャースもカバーする『Orange County Register』は10月16日、新シーズンに向けたドジャースの補強にフォーカスした記事を配信した。

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「ロサンゼルス・エンジェルスのショウヘイ・オオタニと契約する最有力候補はドジャースとみられている。しかし、チームが進むべき道は他にもある」と、大谷翔平に触れながらも、別の補強戦略があることを示唆した。

 ドジャースは2023年、レギュラーシーズンでわずか3球団しか達成しなかった100勝を成し遂げたが、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズでアリゾナ・ダイヤモンドバックス(レギュラーシーズンで84勝)にまさかの3連敗を喫して敗れ去った。

 こうした現状を踏まえて、同紙は「オフシーズンの最優先は、先発投手だ」と指摘。「オオタニは2024年に先発投手にはなれず、また手術の影響を考えれば、長期にわたって一線級の先発投手を担えるのかに疑問が生じている」と記した。
 
 そのうえで、「チームのニーズに応えてくれるのは、オリックスのヨシノブ・ヤマモトだ」と山本由伸の名前を紹介。「高額を準備している競争相手は数多くいるが、ドジャースも徹底的な視察を繰り返している」と山本の獲得に現実味をもたらしている。

 加えて、投手陣の補強候補としてフィラデルフィア・フィリーズの右腕アーロン・ノラとサンディエゴ・パドレスの左腕ブレイク・スネルを羅列。野手としてはトロント・ブルージェイズの三塁手マット・チャップマンを挙げ、「カリフォルニア出身の30歳は、近年は攻撃力の低下がみられるものの、依然としてゴールドグラブ級の野手だ」と評している。

 ドジャースが「オオタニの移籍先の最有力候補」というスタンスは崩していないものの、同紙は大谷以外の補強候補もピックアップした。名前の挙がった選手は他球団も狙っているが、大谷の去就を含めてドジャースや各球団はオフにどのような動きをみせるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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