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プロ野球

オリックス、大敗からの快勝!宮城大弥が猛虎打線の流れを止める【日本シリーズ第2戦】

THE DIGEST編集部

2023.10.30

宮城の力投と打線の奮起でシリーズ成績は1勝1敗のタイに。流れはオリックスにやや傾いたか。写真:野口航志

宮城の力投と打線の奮起でシリーズ成績は1勝1敗のタイに。流れはオリックスにやや傾いたか。写真:野口航志

 エースの山本由伸が阪神打線に打ち込まれ、まさかの7失点KOで幕を開けた2023日本シリーズ。だが初戦の大敗後、中嶋聡監督は「かえって切り換えやすいかもしれない」と話していた。

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 とはいえ、少し重い空気の中で迎えた第2戦。今度は左のエース宮城大弥が先発した。宮城は阪神相手に通算0勝2敗と勝ち星はないものの、「自分の中で悪いイメージはない。初対戦だと思ってやりたい」と、過去の成績を気にせずマウンドに上がった結果、中嶋監督の予言通りに試合は進んだ。
 
 宮城は阪神打線にカーブを対策されて4回にピンチを招いたものの、この場面を三振で切り抜け、終わってみれば6回4安打無失点。オリックス打線も8点を挙げる大量援護だった。宮城が「初回から自分のリズムで投げることができたと思いますし、ランナーを許してからも、しっかりと切り替えて集中して投げられたと思います。野手のみなさんに助けていただきながら、なんとか無失点で投げ切れたところはよかったです」と試合後に振り返ったように、チーム全体で前日の敗戦を取り返そうとした結果だった。

 7回からは宇田川優希、山崎颯一郎、小木田敦也が無失点リレーで猛虎打線を封じこみ、8対0と初戦とは真逆のスコアでオリックスが1勝1敗のタイに戻した。宮城は試合後のヒーローインタビューで、「やり返したかった」と会心の表情。「明後日からビジターになりますので。流れは一旦こっちに持ってこられたと思いますし、(中略)みんなで一生懸命頑張りたいなと思います」と、2年連続日本一に向けてチームを鼓舞した。

取材・文⚫︎THE DIGEST編集部


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