ジャイアンツのエースとして長く活躍し、今オフFAとなっていたマディソン・バムガーナーが、ダイヤモンドバックスに入団した。これまでの実績を思えば、5年8500万ドル(年平均1700万ドル)の契約は一見、ディスカウントのようにも思える。バムガーナーに先立ってフィリーズと5年1億800万ドル(年平均2360万ドル)で契約したザック・ウィーラーと比較すると、以下のようになる。
●年齢
バムガーナー:30歳
ウィーラー:29歳
●2019防御率
バムバーナー:3.90
ウィーラー:3.96
●2018-19防御率
バムガーナー:3.66
ウィーラー:3.65
2人の年齢は1歳しか違わず、防御率は、2019年もここ2年のトータルもほとんど同じだ。もちろん、通算での実績はバムガーナーが遥かに上回る。バムガーナーは通算119勝、防御率3.13でオールスター選出4回、ワールドチャンピオンに3回輝いているのに対し、ウィーラーは44勝、防御率3.77でオールスター選出もポストシーズンの登板もない。
にもかかわらず、契約は年平均660万ドルの差がついたのはなぜか。最大の理由はバムガーナーの「衰え」だ。奪三振・与四球・被本塁打の数値から算出するFIPという指標がある。運不運や味方の守備力に影響されやすい被安打を取り除き、投手の責任範囲とされる先の3要素から評価することで、防御率よりも正確に「真の実力」を示すと考えられている。
●年齢
バムガーナー:30歳
ウィーラー:29歳
●2019防御率
バムバーナー:3.90
ウィーラー:3.96
●2018-19防御率
バムガーナー:3.66
ウィーラー:3.65
2人の年齢は1歳しか違わず、防御率は、2019年もここ2年のトータルもほとんど同じだ。もちろん、通算での実績はバムガーナーが遥かに上回る。バムガーナーは通算119勝、防御率3.13でオールスター選出4回、ワールドチャンピオンに3回輝いているのに対し、ウィーラーは44勝、防御率3.77でオールスター選出もポストシーズンの登板もない。
にもかかわらず、契約は年平均660万ドルの差がついたのはなぜか。最大の理由はバムガーナーの「衰え」だ。奪三振・与四球・被本塁打の数値から算出するFIPという指標がある。運不運や味方の守備力に影響されやすい被安打を取り除き、投手の責任範囲とされる先の3要素から評価することで、防御率よりも正確に「真の実力」を示すと考えられている。