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【山本由伸ドジャース入団会見一問一答】「ついにここまで来れたという嬉しさと、もっと頑張らないとという気持ちの両方がある」――待望のメジャー挑戦へ思いを明かす

SLUGGER編集部

2023.12.28

ドジャースの新たなユニフォームに身を包んだ山本(写真)。かつて前田や黒田博樹らが着けた背番号18を受け継ぐ。(C)Getty Images

 現地12月27日、12年3億2500万ドルでドジャースと契約を結んだ山本由伸が、本拠地ドジャー・スタジアムで入団会見に臨んだ。会見での一問一答は以下の通りだ。

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山本 こんにちは! ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸と申します。歴史あるフランチャイズの一員となれることに興奮しています。このロサンゼルスを新しい家と呼べることは、私にとってどれほどの意味があるか、言葉では言い表せないほどです。(編集部注:ここまでは英語で挨拶)

 たくさんの方々のおかげで、僕はここにいることができています。何度も日本に来ていただき、このように高く評価をしていただき、メジャーリーグでプレーをする機会をくださったドジャースの関係者の皆様に、本当に感謝いたします。

 そして、今回のメジャー移籍に際し、たくさんのチームから興味を持っていただき、 熱心に誘っていただきました。本当に選手冥利に尽きる1ヵ月でした。どのチームもそれぞれ素晴らしい魅力があり、最後の最後まで悩み抜いた 結果、お断りせざるを得なかったチームの皆様に関しましても、貴重な時間を僕のために割いていただき、 本当に感謝申し上げます。

 さらに今回のメジャー移籍にあたり、僕の希望を最大限に叶えるべく ご尽力いただきました代理人のジョエル・ウルフさんをはじめ、ワッターマンの皆様。これまで僕の野球人生に関わっていただいたすべての関係者の皆様。そして、いつも変わらず見守ってくれている家族の皆様に、この場をお借りして感謝の気持ちを伝えたいと思います。 本当にありがとうございました。

 今日からはドジャースの一員として、ワールドチャンピオンになるためにもっと野球がうまくなれるよう、新しい毎日を過ごしていくことをロサンゼルスのファンの皆様にお約束します。 
 
 今日からは本当の意味で、憧れるのをやめなければいけません。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張ります。
 
――ドジャースに決断した決め手は何ですか?

山本 本当に勝ちたい、勝ち続けたいという気持ちを、自分の中で優先順位を高く置いていました。そこに一番近いのはドジャースじゃないかなと感じたので決断しました。

――大谷翔平選手が契約を(後払いで)調整した結果、あなたの獲得が可能になったことはどう思いますか?

山本 フロントの皆様とお話させていただいても、勝つことへの強い気持ちをすごく感じましたし、 選手の皆さんも同じ気持ちで戦っているんだなというのはすごく感じました。

――最終的な決断に、ドジャースとの面談はどのような影響を与えたでしょうか?

山本 報道にあった通り、選手の皆さんにお会いさせていただいて(編集部注:大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、ウィル・スミスなどが面会に同席)、ゆっくり話す機会もいただいたのももちろん、チームの雰囲気なども感じ取れてすごく良かったですし、やっぱり何より、フロントの皆さんが人としても信頼できると感じたので、この先何年かの野球人生を任せられるなと感じました。
 
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