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大谷、ダルビッシュ、野茂らがランク入り! 米放送局が「日本人先発投手のルーキーシーズンランキング」を発表

THE DIGEST編集部

2024.01.13

現役メジャーリーガーから懐かしのピッチャーまで名を連ねた。(C)Getty Images

 現地1月11日、シカゴ・カブスが横浜DeNAからポスティングシステムを利用してMLB入りを目指していた今永昇太と4年契約を結んだことを発表した。晴れてメジャーリーガーとなった左腕のもとには、すでに球団関係者や地元ファンから、先発ローテーションの柱として期待の声が伝えられている。

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 そして、新たな日本人メジャーリーガーの誕生を受け、米放送局『FOX Sports』は、「日本人先発投手10人のルーキー・シーズンランキング」という興味深い記事を配信した。

 特集記事には、現役の日本人メジャーリーガーから過去の日本人投手が、ずらりとランクイン。多士済々な顔ぶれには懐かしいピッチャーも名を連ねた。

 まず10位には、2018年にロサンゼルス・エンジェルスの一員となり、新シーズンから同じロサンゼルスを本拠地に置く名門ドジャースのユニホームに袖を通す大谷翔平が入った。同メディアは、「オオタニはMLB史上最高の日本人選手であり、間違いなく史上最も才能ある野球選手である。そう自信を持って主張できる」と断言。加えて、「メジャーでのルーキーシーズンは、彼の才能を垣間見せたに過ぎなかった」などと評し、球界のスターに駆け上がる片鱗を示したと記している。

 5位には、ドジャースで先発投手としてフル回転した前田健太(現デトロイト・タイガース)がランクイン。記事内では「彼はルーキー・イヤーを通じてほぼ優秀な成績を収め、その結果ナ・リーグ新人王投票で3位となり、ドジャースのポストシーズン進出に大きく貢献した」と振り返った。

 トップ4には、日本ハムから12年にテキサス・レンジャーズに入団したダルビッシュ有(現サンディエゴ・パドレス)がランク入り。同球団でメジャーデビューを果たしたダルビッシュは、先発ローテの軸として29試合に登板し、16勝9敗、防御率3.90。191.1回を投げて221奪三振をマーク。奪三振数はア・リーグ5位と、1年目からメジャー屈指の奪三振能力を発揮した。この活躍に対して同メディアは、「12年シーズンはダルビッシュにとって、メジャーにおける多くの好調なシーズンの始まりに過ぎなかった」と称えている。

 2位にランクされたのは、昨年チーム単独トップの12勝を挙げた千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)。この狡猾な右腕を同局は高く評価。「将来殿堂入りするであろうチームメイト(当時)のマックス・シャーザー(現レンジャーズ)、ジャスティン・バーランダー(現ヒューストン・アストロズ)よりもいい前半戦を記録した」と評しただけでなく、「7月に、彼はオールスター・ゲームにも出場した」と記し、代替ながらメジャー1年目で球宴に初選出された快挙に注目した。

 そして今回1位に選ばれたのは、日本人メジャーのパイオニアとして1995年にドジャースに加入し、代名詞の「トルネード投法」でセンセーショナルな活躍を繰り広げた野茂英雄氏だ。同氏については「200万ドル(当時1億7000万円)の契約額を含むドジャースとの契約に署名した直後、当時のMLBストライキは終焉し、ノモはメジャーの強打者を圧倒した」などと、当時のフィーバーぶりを回顧した。

 また同メディアは、カブスと契約を結んだ今永についても言及しており、「カブスがイマナガに高額年俸を支払う理由は簡単に理解できる。このサウスポーはここ数年、NPBでも最高の投手のひとりだ。オールスターに2度(19年、23年)出場し、ノーヒッターも達成(22年6月)している。カブスは、この新人投手がメッツに昨年入団したセンガのようなインパクトを与えることを望んでいるようだ」と期待の言葉を並べ立てている。

 なお、記事で紹介されたランキングトップ10は以下の通りである。※年は加入当時。

「日本人先発投手10人のルーキー・シーズンランキング」
1.野茂英雄 ロサンゼルス・ドジャース(1995年)
2.千賀滉大 ニューヨーク・メッツ (2023年)
3.田中将大 ニューヨーク・ヤンキース (2014年)
4.ダルビッシュ有 テキサス・レンジャーズ (2012年)
5.前田健太 ロサンゼルス・ドジャース(2016年)
6.松坂大輔 ボストン・レッドソックス (2007年)
7.黒田博樹 ロサンゼルス・ドジャース(2008年)
8.岩隈久志 シアトル・マリナーズ (2012年)
9.吉井理人 ニューヨーク・メッツ (1998年)
10.大谷翔平 ロサンゼルス・エンジェルス(2018年)

構成●THE DIGEST編集部

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