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高校野球

センバツ出場校予想!各地区の選考ポイントを抽出し、運命の32校を占う

松倉雄太

2020.01.23

神宮枠で3校選出になった東海は、中京大中京(写真)と県立岐阜商業が確実だ。写真:徳原隆元

神宮枠で3校選出になった東海は、中京大中京(写真)と県立岐阜商業が確実だ。写真:徳原隆元

 第92回選抜高等学校野球大会(3月19日開幕・阪神甲子園球場)の出場校を決める選考委員会が1月24日(金)に迫った。14日(火)に承認された全国131校の候補校の中から、一般枠29校(神宮大会枠を含む)、21世紀枠3校の計32校が決まる。

 一般選考は、4つの地区別小委員会に分かれて行なわれる。一般枠は秋季大会終了後にある程度の予想はできるが、実際に選考委員会で話し合われると、昨年のようにサプライズと思える選出もあるのが過去の歴史だ。また小委員会は別々の部屋で行われているため、各地区での選考経過に少なからず違いが出てくる。

 地区別小委員会と21世紀枠特別選考委員会ごとに、選考のポイントを探っていきたい。

 各地区の出場枠は以下の通り。

【一般枠の地区別枠数】
北海道:1
東北:2
関東・東京6(関東4、東京1を基数に、残り1枠を両地区で比較)
東海:3(中京大中京が昨秋の神宮大会で優勝したため、神宮大会枠1を加える)
北信越:2
近畿:6
中国・四国5(中国2、四国2を基数に、残り1枠を両地区で比較)
九州:4
 
【地区別小委員会1/北海道1枠、関東・東京6枠】
 北海道は例年通り優勝校が最有力。秋の全道初優勝を果たし、神宮大会でも1勝した白樺学園で決まりそうだ。

 関東・東京は、関東4強の高崎健康福祉大高崎、山梨学院、東海大相模、桐生第一と、東京優勝の国士舘がほぼ確定。残り1枠は、関東5番目と東京2番目の比較になる。

 関東5番目の候補が、関東大会の準々決勝で敗れた4チームだ。まず、候補に挙がるのは、1点差の惜敗を喫した花咲徳栄と西武台。両校は埼玉県大会決勝で対戦し、花咲徳栄が勝っている。

 8強組の残る2校は、6点差負けの習志野と桐光学園。サプライズがあるとしたら、千葉1位の習志野か。東海大相模には敗れたが、中盤に一時逆転する場面もあった。関東8強で唯一の公立(市立)校であり、なおかつ前回センバツ準優勝。昨年の横浜のようにセールスポイントを推す可能性は否定できない。

 一方、東京2番目は準優勝の帝京が有力。4強の創価も評価が高かったが、直接対決で帝京がサヨナラ勝ちしている。ただ、帝京は東京大会決勝で国士舘に0対6で完敗。この戦いぶりがどう評価されるか。さらに帝京にとっては、比較される関東5番目がどこになるかが気になるところ。

 関東5番目か、東京2番目か。昨年は及川雅貴(現阪神)を擁する横浜がサプライズと言える選出をされたが、定年により、地区別選考委員長が交代した今年は、難解なラスト1枠にどんな結論を出すのか注目だ。
 

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