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高校野球

センバツ出場校予想!各地区の選考ポイントを抽出し、運命の32校を占う

松倉雄太

2020.01.23

【地区別小委員会2/東北2枠、近畿6枠】
 NHK高校野球解説でおなじみの前田正治氏が昨年から地区別小委員長を務める。

 2枠の東北は、東北大会で優勝した仙台育英と準優勝の鶴岡東が順当に選ばれそうだ。

 6枠の近畿は、天理、大阪桐蔭、履正社、智辯学園の4強は確実。残り2枠が焦点になる。

 昨年の選考を振り返ると、近畿大会準々決勝で完敗だった報徳学園が8番目になり、次に7番目ではなく5番目を先に決める方法をとり、同じく近畿大会準々決勝で完敗ながらレベルが高い京都1位校として福知山成美を5番目に選出。最後の1枠を残った市和歌山と大阪桐蔭で相対させ、近畿大会準々決勝がサヨナラ負けだった市和歌山を6番目として選出した。

 この手順の選出方法や報徳を8番目とした判断がやや驚きだっただけに。今年はどうなるか。

 近畿大会の8強組では、奈良大附属が「同県から3校選出しない」というセンバツ大会の内規で、まず脱落候補になる。
 
 残るは近畿大会の準々決勝で1点差負けの明石商業、壮絶な打ち合いで4点差負けだった智辯和歌山、8回2死からの一発でコールド負けした京都翔英の3校。

 いずれのチームも同府県勢の4強進出チームがなく、3校の間での地域性の差はない。あとは試合内容などだが、単純に負けた試合の点差だけを比較すれば明石商業が5番目、智辯和歌山が6番目になる。明石商業は地元・兵庫で、昨春夏ベスト4の実績なども考えると選出の可能性は高いだろう。

 智辯和歌山に不安があるとすれば、準々決勝で1試合17失点を喫した点だ。また、1回戦で9点をリードしながら2回終了後に降雨ノーゲームとなった。再試合は8対3で勝ったが、降雨ノーゲームの内容も評価の対象になるのかという疑問もわいてくる。

 京都翔英は、8回2死からコールドとなる本塁打を浴びたのがマイナスポイントである一方、昨年の福知山成美と同様に京都1位というのがプラス材料になるか。
 

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