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防御率は5.69→3.08へ ド軍救援投手が成績大幅改善の裏側を明かす「ドジャースは個々の選手の強みを最大限に引き出すんだ」

THE DIGEST編集部

2025.01.27

ドジャースのリリーフ投手A・バンダ。(C)Getty Images

 2024年シーズン序盤、ロサンゼルス・ドジャースはクリーブランド・ガーディアンズから金銭トレードでアンソニー・バンダを獲得した。加入前のバンダは、キャリア通算で防御率5.69、WHIP 1.63とやや不安定な成績だったが、ドジャース移籍後、重要な場面を任されるようになり、防御率3.08、WHIP 1.25と大幅に成績を改善。特に、9回あたりの奪三振は8.27から9.06に増加した。

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 このように、ドジャースはしばしば、他のチームが諦めた選手たちから最大限のパフォーマンスを引き出している。逸材を見つけるその能力は、選手が成長できる環境を提供するフロントオフィスとコーチングスタッフの両方の功績だろうと、現地26日、地元メディア『Dodger blue』が報じた。

 同メディアのインタビューで、バンダは「ドジャースは、他のチームが気づかないようなものを見つけ、個々の選手の強みを最大限に引き出すんだ。それは、選手とコーチが信頼関係を築き、効果的にコミュニケーションを取っているところが大きいと思うし、それがドジャースの特別なところだ」と指摘している。

 バンダはさらに「私がドジャースに移籍して来たばかりの頃、彼らからもらった最大のメッセージは『自分らしくありなさい』ということだった。それは、コミュニケーションの部分にも反映されていると思う。つまり、彼らは選手としての私たちをよりよく理解できるようになると思う。そうすることで、彼らは、ピッチングや球種など、選手がもっと上手くできるようになるために必要なことを、具体的に教えてくれるんだ。それが、彼らがここで非常にうまくやっていることだと思う。すべての分析データなどがそれを裏付けているが、それが最大の理由だと思う」と他のチームにはないドジャースの特別なところを語っている。

 ドジャースはバンダを獲得した後、彼のスライダーを腕の回内運動に重点を置き改良したと言われている。『Dodger blue』は、「選手とチームの信頼関係が築かれることで、選手は最大限のパフォーマンスを発揮できる」と言及している。

構成●THE DIGEST編集部

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