MLB

「ホームラン王候補と肩を…」好調ドジャースを支えるエドマン。“勝負強い長打力”に海外注目「予想外のパワーが快進撃を支えている」

THE DIGEST編集部

2025.04.13

ドジャースのエドマン。今季は勝負強い打撃でリーグ本塁打ランクはトップタイにつけている。(C)Getty Images

 ワールドシリーズ連覇へ向け、開幕から11勝5敗と順調に白星を重ねているロサンゼルス・ドジャース。大谷翔平やムーキー・ベッツ、テオスカー・ヘルナンデスといった打線の主軸を担う強打者たちが打棒を奮うなか、実はもうひとり、バッティングがひと際冴えわたっているスラッガーがいる。昨年のリーグ優勝シリーズでMVPに輝いたトミー・エドマンだ。
【動画】現在メジャートップの本塁打王!ド軍エドマンの最新アーチ

 16試合終了時点で、同選手はマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)といった球界を代表するスラッガーと同じ6本塁打をマーク。両リーグを通じてトップタイに並んでいる。好機での勝負強い打撃だけでなく、その長打力はチーム内外で話題となっており、たびたびメディアの脚光を浴びている。

 今シーズン開幕前まで、エドマンのMLB6シーズンの通算本塁打数は「59」。打撃力よりも守備面での安定したプレーが特徴として周知されていただけに、今季のパフォーマンスを意外だと評しているのが、スポーツ総合メディア『EssentiallySports』である。インドに拠点を置く同メディアはエドマンの本塁打数について「誰もが驚いたリーダーボードの光景」「ホームラン王候補と肩を並べた」などと綴り、ここまでの活躍を称えている。

 そのうえで、「エドマンの予想外のパワーが、ドジャースの快進撃を支えている」とも指摘。チーム内本塁打が大谷やベッツらを抑えてトップであることに加え、極めて重要な場面での一発を放っているなどと、勝負強さを絶賛する。
 
 同メディアは、「この予想外の長打力は、ドジャースにとって極めて貴重な武器となっている。エドマンの本塁打は、ただのスタッツ稼ぎではない。例えば4月12日、(シカゴ・カブス戦での)彼が放った3ランは勝利を決定づける一打だった」などと回想。山本由伸の今季2勝目につながる貴重な一本だったと主張した。

 他にも、「スイープしたデトロイト・タイガース戦、シーズン開幕の東京シリーズ(カブス戦)でも本塁打を記録しており、下位打線からの得点源としてチームのスター選手であるオオタニ、ベッツ、フレディ・フリーマンの負担を軽減し、チーム全体を活性化させている」として、背番号25の貢献度を強調する。

 エドマンは好調なバッティングの変化について、「オフにコーチ陣のサポートを受けながら、姿勢やバットの軌道を見直すスイング改良に取り組んだ」ことを理由のひとつとして挙げている。開幕から攻守でいぶし銀の活躍をみせ存在感を示している背番号25は、スター軍団の中で今季は勝負強い打撃に大きな注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「誰だよ」「禁止にせい!」山本由伸の無失点好投を"邪魔する行為"に日本人ファン憤慨!「名乗り出なさい」

【記事】ド軍専門メディアが「2つのことがはっきりした」と指摘。ロバーツ監督も名指しで称賛した2選手は「頼りになる存在」

【記事】「何もできなかった」シカゴ・メディアも白旗。山本由伸の"魔球"に敵将脱帽「素晴らしい球だった」
NEXT
PAGE
【動画】現在メジャートップの本塁打王!ド軍エドマンの最新アーチ