ロサンゼルス・ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、その積極的なロースター強化の手法により、球界屈指の辣腕フロントとして広く知られている。たとえ現有戦力が球界最高と評されようとも、チームをさらなる高みへと押し上げる機会を虎視眈々と狙っている。
【画像】大谷翔平がカブスのマスコットから“出産祝い”のサプライズ

　そんな中、現地24日、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、米スポーツ専門局『ESPN』のデビッド・シェーンフィールド記者による、トレード期限に向けて全30球団の動向を分析する記事を紹介。その中でドジャースに言及し、先発右腕のボビー・ミラー、左腕のジャスティン・ロブレスキー、そして右腕のベン・カスパリウスの３投手をトレード候補として挙げた。
  　最初のひとりとして挙げられたのが、球団の有望株と評されるミラー。そのポテンシャルの高さは疑いようがない。しかし、チームが今すぐ勝てる選手を求める場合、その才能がトレードの駒として使われる可能性も否定できない。

　また、角度のある速球と鋭い変化球を持つ左腕ロブレスキーも、トレード候補として名前が挙がっている。メジャーでの登板機会はまだ限られているものの、層の厚いドジャースの先発ローテーションにおいて、彼の居場所が見出せない場合、他球団へ放出される可能性も十分に考えられる。

　そして、リリーフと先発の両方をこなせるカスパリウスはワールドシリーズの経験も持つ貴重な存在。もしトレードとなれば、それに見合うだけの大きな見返りが求められるだろう。

　豊富な40人枠と組織全体の選手層の厚さを背景に、フリードマン編成本部長は複数の有望株を動かす選択肢を持つ。果たして、現状維持で盤石の体制を築くのか、それとも大胆な補強でさらなる高みを目指すのか。その手腕に、球界の注目が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】直近５戦で打率.143…、不振の大谷翔平にLA地元紙懸念「ここ数週間静かに不調に陥っていたが、開幕１か月の苦戦は突如としてより顕著に」

【関連記事】絶好調イ・ジョンフに韓国メディアは“松井・イチロー超え”の可能性を指摘「アジア新記録も狙える立場だ」

【関連記事】「これ全種類欲しいな」ドジャースが“日本の大物アーティスト”と再びコラボ！ 華やかな唯一無二のデザインに反響「毎度可愛すぎるんよ」