2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで、すでに1年を切った。すでに、多くのMLBトッププレーヤーが来年3月に行なわれる第6回大会へ出場を志願したことが報じられてきている。
【動画】WBC史上屈指の名場面!大谷翔平vsトラウトをプレイバック
中でも、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、2度目の優勝を目指す米国代表主将に任命されたのは大きなトピックとして注目を集めた。そして、このジャッジの主将決定により、これまで以上に米国内におけるWBCへの関心が高まったことも間違いないだろう。来年の大会について様々な話題が現地メディアを賑わせており、WBCの魅力をさらに高めることへの提言なども聞こえてきている。
米名門ジョージタウン大学の学生新聞『The Hoya』では、WBCの大会運営に関し、興味深い改善点が挙げられている。4月25日、同新聞サイト上に掲載された特集記事では、メジャーリーガーの参加についてまだ多くの弊害があると指摘しており、「当然、MLBのスター選手たちをWBCに出場させるのは簡単ではない。しかし、MLBがその気になれば、不可能な話ではない」などと綴られている。
同サイトは、過去にも議論されてきた怪我への補償形態と大会日程、それぞれへの独自案を列挙。補償については、より選手が不安を抱かずに大会参加が可能となることを目的に、「MLBはWBCに出場する選手のために、所属チームに対して怪我の保険を提供すべきだ」と主張。また、スケジュール面では、「WBC開催年では開幕を遅らせ、試合数を154試合に減らすことも考えられる」と提案。こちらも選手の負担を減らし、ファンの関心を大会に向ける効果もあると見込む。
そして選手の大会出場への意欲を高めるためのもう一つの案として、「WBCでの活躍も、殿堂入りを評価する際のストーリーの一部として考慮すべきだ」と訴える。プレーオフ、球宴への出場同様、WBC代表活動も殿堂入りの参考材料にすべきと説く。
また同サイトは、米国代表主将を担うジャッジの重責を強調し、「現実として『キャプテン・アメリカ』はヤンキースのキャプテンと同等の名誉とみなされるべきだ」と見解を示している他、「キャプテンは仲間の“アベンジャーズ”がいてこそ輝く」として、より多くのスター選手の参加実現も望んでいる。
やはり目指すべき最終地点は、選手が心身の負担を感じることなく参加でき、そして栄誉ある大会になることだ。”野球世界一決定戦“をさらに理想的なものにするべく、今後も議論は続いていく。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】WBC記者が2年前の伝説ガチンコ勝負を回想「私たちは野球史上最も偉大な瞬間のひとつを目撃した」
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米名門ジョージタウン大学の学生新聞『The Hoya』では、WBCの大会運営に関し、興味深い改善点が挙げられている。4月25日、同新聞サイト上に掲載された特集記事では、メジャーリーガーの参加についてまだ多くの弊害があると指摘しており、「当然、MLBのスター選手たちをWBCに出場させるのは簡単ではない。しかし、MLBがその気になれば、不可能な話ではない」などと綴られている。
同サイトは、過去にも議論されてきた怪我への補償形態と大会日程、それぞれへの独自案を列挙。補償については、より選手が不安を抱かずに大会参加が可能となることを目的に、「MLBはWBCに出場する選手のために、所属チームに対して怪我の保険を提供すべきだ」と主張。また、スケジュール面では、「WBC開催年では開幕を遅らせ、試合数を154試合に減らすことも考えられる」と提案。こちらも選手の負担を減らし、ファンの関心を大会に向ける効果もあると見込む。
そして選手の大会出場への意欲を高めるためのもう一つの案として、「WBCでの活躍も、殿堂入りを評価する際のストーリーの一部として考慮すべきだ」と訴える。プレーオフ、球宴への出場同様、WBC代表活動も殿堂入りの参考材料にすべきと説く。
また同サイトは、米国代表主将を担うジャッジの重責を強調し、「現実として『キャプテン・アメリカ』はヤンキースのキャプテンと同等の名誉とみなされるべきだ」と見解を示している他、「キャプテンは仲間の“アベンジャーズ”がいてこそ輝く」として、より多くのスター選手の参加実現も望んでいる。
やはり目指すべき最終地点は、選手が心身の負担を感じることなく参加でき、そして栄誉ある大会になることだ。”野球世界一決定戦“をさらに理想的なものにするべく、今後も議論は続いていく。
構成●THE DIGEST編集部
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