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「ピッチクロック違反も3回取られた」菊池雄星、今季ワーストの内容で6度目の登板も初勝利ならず...エ軍指揮官も苦渋のコメント「今日は彼の日ではなかった」

THE DIGEST編集部

2025.04.27

エンジェルスの菊池雄星。この日も初白星をあげることができなかった。(C)Getty Images

エンジェルスの菊池雄星。この日も初白星をあげることができなかった。(C)Getty Images

 またも新天地での初白星には届かなかった。
 
 ロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星が現地時間4月26日、敵地でのミネソタ・ツインズ戦で先発するも3回途中までで4失点、試合序盤でマウンドを降りている。チームも1対5で敗れ、菊池は4敗目を喫した。
 【動画】菊池雄星の6度目の登板姿

 初回、ツインズ先頭のライアン・ジェファーズから4番のタイ・フランスまで、4連打を打たれアウトを取れないまま2点を失うという、荒れた立ち上がりとなった菊池。下位打線にも2本のヒットを連続で浴び、この回で3点を献上。さらに2回にも四球、安打で1点を奪われると、3回もヒット、四球で出塁を許し、味方のエラーも絡みランナーを溜めてしまう。結局、菊池は無死満塁とピンチを広げたところで交代を告げられている。移籍後、6度目の登板は2回0/3(66球)を投げて、被安打9、四球4、自責点4という結果に終わった。
 
 今季最短で降板となった菊池のこの日の投球内容は、エンジェルス加入後でのワーストの内容だったことは言うまでもなく、チームも前日に続きツインズを相手に連敗。開幕投手を任された日本人左腕は、当初期待されていたエースとしての働きをみせられないままだ。
 
 エンジェルスの地元紙『Daily Breeze』でも、この試合の結果とともに、先発マウンドに登った背番号16のピッチングをレポートしており、「キクチの乱調は意外だった。ツインズはこの試合前まで左投手相手に打率.157と苦しんでおり、キクチ自身も被打率.217と好成績を残していたからだ」と振り返っている。
 
 さらに、相手打線に許した9本の安打の内容についても言及し、「もしキクチが何球か甘く入ったボールをホームランにされて負けたのならまだ理解できたが、実際にはシングルヒットの雨に打たれた。しかも、長打は1本も許していない」などと指摘する。
 
 他にも同トピックでは、「マウンド上でリズムを掴めない中、キクチは投球間隔違反(ピッチクロック違反)も3回取られた」と綴るなど、終始苦しんだ登板内容だったと評している。
 
 また、試合後でのロン・ワシントン監督のコメントも掲載。「ストライクゾーンに投げれば打たれ、外れても打たれた。ストライクゾーンの外に投げたボールも、うまく穴を見つけられてしまった。今日は彼の日じゃなかったよ」として、菊池のピッチングについてその様に語っている。
 
 移籍後での初勝利が遠い菊池。メジャー8年目のシーズンはスタートから厳しいマウンドが続いている。
 
構成●THE DIGEST編集部

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