現地４月28日、本拠地ヤンキース戦に先発した菅野智之（オリオールズ）は、５回を投げて５安打無失点、１四球８奪三振と好投。チームも４対０で勝利して、菅野に今季３勝目がついた。

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　初回にいきなり２死満塁のピンチを招くなど、26球を要しながらも何とか無失点に抑えた菅野。だが、２回は三者凡退に抑えると、３回には１死一、三塁のピンチからスプリッターを駆使して２者連続三振と粘りのピッチング。

　５回にはあわやポール・ゴールドシュミットにあわやホームランの当たりを打たれたが、センターのセドリック・マリンズがフェンス際で好捕する超美技を見せるなど味方の守備にも助けられ、終わってみれば無失点。４点の援護を得て今季３勝目の権利を保持したままマウンドを降りた。
  　菅野降板の後も、２番手のキーガン・エイキンが回またぎで４つアウトを取り、７回１死からイェニアー・カノーにスイッチ。カノーはいきなり１死一、三塁、しかも打席にはアーロン・ジャッジという最大の危機を迎えるも、ここはセカンドゴロに抑えて１失点のみ。ここでさらにグレゴリー・ソトにスイッチして最少失点に抑える。

　だが、ソトは８回に連打を浴びて２点を失い、１点差まで迫られるも何とか切り抜け、ゲームは最終回へ。さらに追加点を挙げたいオリオールズはクローザーの座をはく奪されたデビン・ウィリアムズを相手に得点を挙げられず。

　４対３のまま突入した９回裏は、トミー・ジョン手術で昨季全休したフェリックス・バティスタがマウンドへ。96マイル超のシンカーを主体にガンガン投げ込み、アーロン・ジャッジを含めた３人を抑えてオリオールズが逃げ切りに成功。菅野に今季３勝目がついた。

構成●SLUGGER編集部