シカゴ・カブスは現地７月21日に本拠地リグリー・フィールドでカンザスシティ・ロイヤルズと対戦。４選手に本塁打を許すなど大量失点を喫し、４-12で敗れた。

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　その前日にもボストン・レッドソックスに１-６と敗れており、連敗となったカブス。優勝争いの熾烈を極めるナ・リーグ中地区で、ミルウォーキー・ブルワーズに抜かれて首位陥落となってしまった。
  　そんな中で、カブスに新たな補強の噂があるようだ。MLBの公式メディア『MLB.com』は「カブスは強力な攻撃陣に、さらなる大物選手の加入を狙っている」と題した記事の中で、カブスは「今季の終わりにフリーエージェントになる予定の外野手カイル・タッカーの放出期限が迫っている」と紹介した。

　その上で今季限りでの退団が噂されるカイル・タッカーの代役候補の獲得を目指し、「この機会を有効活用しようと、今年のトレード期限で最も積極的な買い手の一つとなるだろう」と見ており、課題とされる三塁手の補強を次のように報じている。

「ルーキー三塁手マット・ショーのOPS.588よりも成績向上を求めて、カブスはダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスに目を付けていると報じられている。スアレスは現在フリーエージェントで、トレード対象の中で最も優れた打者となる可能性がある」

　また、同メディアはカブスの補強に関して「先発ローテーションの強化は依然として優先事項である」と記述。それでも「ダニエル・パレンシアがクローザーとして台頭しているため、ブルペン市場のエリート選手を獲得する可能性は低い」と即戦力候補をチームに加えることには否定的なようで、より安価な選手を迎え入れる可能性を示唆している。

「代わりにより手頃な選択肢を狙う可能性もある。そうすれば、セットアッパー陣を強化しつつ、高い評価を得ている有望株をより野心的な目標に向けられるだろう」

　現在、大谷翔平と本塁打王レースで熾烈な争いを繰り広げるスアレスを筆頭候補に、まずは主力級の三塁手の補強に着手していくようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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