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メジャーリーガーが語る大谷翔平:一流選手だからこそ理解できる二刀流のすごさ

SLUGGER編集部

2020.07.25

昨年、2度目のサイ・ヤング賞を手にしたバーランダー。大谷には通算2本のホームランを献上している。(C)Getty Images

昨年、2度目のサイ・ヤング賞を手にしたバーランダー。大谷には通算2本のホームランを献上している。(C)Getty Images

 メジャーリーガーの日々のルーティンについては、アダム・ウェインライト(カーディナルス)のコメントが分かりやすい。「ピッチングだけをこなしている僕らは、先発と先発の間に時間をかけてランニングやトレーニングをしたり、映像を見たりする。前の登板からの回復にもそれなりの時間がかかる。打者だって同じだ。大谷に関して言えば、毎日DHで出るために対戦投手の映像を見なければならないし、打席での身体の使い方、バットや軌道なんかを確認しなければならない」

 昨季限りで現役を引退した二塁手のイアン・キンズラーは18年、チームメイトとして間近で大谷を見守っていた。「彼の時間管理が厳しいのに驚いた。打撃を改善するためだけでも、ものすごい時間をかけているのに、これを投球でもやっているのかって。でも、大変なのと同時に、両方をやっていることをすごく楽しんでいるようにも見えた」。
 
 このように、メジャーリーガーは投手と野手を両立することの難しさを肌身に染みて理解している。だからこそ、限られた時期ではあっても二刀流を成功させた大谷への称賛を惜しまない。サイ・ヤング賞に3度輝き、現代MLBで最高の投手にも挙げられるマックス・シャーザー(ナショナルズ)のコメントを紹介しよう。

「このリーグには何人もの素晴らしい投手、素晴らしい打者がいるけど、大谷ほどのレベルで両方とも活躍できる選手を僕らは見たことがなかった。子供たちにとって素晴らしい影響があると思う。今は10歳、11歳、12歳で投手しかやらない子が多いけど、それは良くないことだ。どちらもやるのが本来のベースボールのはずさ。(大谷のように)子供たちの目標になるような選手がいるべきなんだ」
 

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