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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】不振にあえぐ巨人打線は本拠地で心機一転なるか。大瀬良×西勇のエース対決第2ラウンドも注目

SLUGGER編集部

2020.08.10

●巨人-ヤクルト(東京ドーム)
12日(水)菅野智之-高梨裕稔
13日(木)戸郷翔征-高橋奎二

 セ・リーグの他の2カードが月~水曜の3連戦なのに対し、こちらは水・木の2連戦。両チームとも8月に入ってから低空飛行だが、2日間の休みで心機一転といきたい。

 主軸の丸佳浩、坂本勇人が同時にスランプに陥った巨人は先週末の最下位・中日との3連戦で一つも勝てず(2敗1分)。主砲の岡本和真も本塁打は出ているが、調子自体は落ちている。8月のチーム打率はまさかの1割台(.189)と打線の不振はかなり深刻だ。初戦先発は絶対的エースの菅野。ここまで7戦6勝と絶好調で、相手とのマッチアップを考えても絶対に落とせない一戦になる。

 3位に転落して貯金も吐き出してしまったヤクルトは大黒柱の山田哲人が戦線離脱する中、塩見泰隆、宮本丈といった新しい力が台頭しつつある。山田も復帰間近とみられ、何とか再浮上を図りたい。
 
●阪神-広島(京セラドーム)
14日(金)藤浪晋太郎-森下暢仁
15日(土)西勇輝-大瀬良大地
16日(日)秋山拓巳-遠藤淳志

 注目は西勇-大瀬良のエース対決第2ラウンド。両者は先週の土曜日も対戦しており、この時は西勇が6回1失点、大瀬良が7回1失点と両者一歩も譲らず好投を見せたが、試合は2対1で広島が勝利した。西勇は今季ここまで8先発すべて6イニング以上を投げ、QSも7回記録しているがまだ2勝。今度こそ打線の奮起に期待したい。藤浪は、今季初登板となった7月23日の広島戦で5回まで無失点に抑えながら6回にピレラに満塁弾を食らった。その時のリベンジを果たせるか。

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