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高校野球

ダルビッシュ有、田中将大、菊池雄星――輝き放った11人の“甲子園“を振り返る

藤原彬

2020.08.17

■髙橋光成(前橋育英)
 13年夏、背番号1を背負った2年生エースが初出場の前橋育英に深紅の大優勝旗をもたらした。190センチ近い上背から球威十分の速球と変化球を荒々しく投げ下ろし、9者連続を含む13奪三振を記録した初戦の岩国商業戦から2試合連続で完封勝利。絵に描いたような原石タイプだったが、3点を失った延岡学園との決勝以外は無失点で、防御率は0.36。全6試合に登板し、先発した5試合はいずれも完投と獅子奮迅の働きだった。

■オコエ瑠偉(関東一)
 類稀なアスリート能力でグラウンド狭しと駆け回った外野手。3年夏は初戦の高岡商業戦で、初回に一塁を強襲する打球を放つと、ボールが転々とする間に二塁を陥れる。この試合では3回には三塁打を2本放つなど俊足ぶりをこれでもかと見せつけた。中京大中京との3回戦では、初回に訪れた2死満塁のピンチで、センターへの大飛球を背走しながら見事ランニングキャッチ。極め付きは興南との準々決勝で、同点の9回に決勝2ランを放つ。走攻守でスター性を発揮して甲子園のファンを魅了した。

■今井達也(作新学院)
 高校の大先輩、江川卓の系譜に連なる速球投手。2年夏は甲子園でベンチを外れ、3年になっても春はエースナンバーを与えられなかったが、3年夏に最後の最後でエースとなった。伸びるようにミットへ吸い込まれる速球はすべての試合で150km超を計測。変化球を低めに集める硬軟織り交ぜた投球で、初戦の尽誠学園を完封したのを皮切りに、決勝までの5試合すべて2失点以下に抑えて作新学院を54年ぶりの全国制覇へと導いた。
 
■清宮幸太郎(早稲田実)
 リトルリーグ時代から注目を浴びた“和製ベーブ・ルース”の甲子園デビューは1年夏で、早実の試合日は超満員に。今治西との初戦で初安打初打点、続く広島新庄との2回戦では2安打を放つと、3回戦の東海大甲府戦では同点の場面で待望の初アーチを描いた。続く準々決勝の九州国際大付戦でもライトスタンドへ2試合連続の一発。加熱する一方の“清宮フィーバー”に結果でこたえる大物ぶりで、史上最多の高校通算111本塁打への量産を予感させた。

■吉田輝星(金足農)
 浮き上がるような軌道を描いた速球の先に、“金農旋風”が巻き起こった。3年夏の予選では全5試合とも完投勝利を収め、甲子園上陸後も大会記録の4試合連続2ケタ奪三振をマークし、やはり準決勝まで5試合連続完投勝利と破竹の勢い。秋田県代表としては103年ぶりに決勝へ駒を進めたが、王者・大阪桐蔭の前に5回を投げて12失点と力尽き、県勢初の甲子園優勝はならなかった。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@struggler_AKIRA。

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