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プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】千賀×山本のスーパーエース対決第2ラウンド!涌井は古巣相手に開幕9連勝を目指す

氏原英明

2020.08.25

 楽天打線では、8月4日に一軍に昇格した17年新人王の田中和基が16試合で打率.383、OPS1.038と絶好調。スイッチヒッターなので使い勝手もいい。ロメロの調子が下降気味なのをうまく補い、2番に入ってスパイスとなっている。ロッテは、2番に中村奨吾が入ってから打線が機能している。また、井上晴哉は7月28日の楽天戦で1試合3本塁打を記録しており、今回も大爆発が期待される。

●西武-日本ハム(メットライフ)
【予告・予想先発】
25日(火)高橋光成-上沢直之
26日(水)榎田大樹-加藤貴之
27日(木)本田圭佑-杉浦稔大

 最下位のオリックスに3連敗を喫し、借金が6まで膨らんだ西武が今季2勝7敗と大きく負け越している日本ハムを迎える。西武にとってはポジティブな要素は少ないが、この難局をどう乗り越えるか。

 初戦先発の高橋光は18日のオリックス戦で連敗を5で止めて3勝目を挙げたばかり。投球フォームを変えたことが功を奏しており、今回もメンタル的に落ち着いた状態で臨めるはずだ。2戦目は榎田、3戦目は本田が再昇格の予定。好投していてもローテーションを飛ばされる悪循環を打開したいはずだ。
 
 打線は外崎修汰に復調の兆しが見える。栗山巧など好調をキープしている選手はいるだけに、ラインアップを少し再考したい。木村文紀、源田壮亮は出塁率の観点から、1、2番に据えるのはマイナスだ。外崎、森友哉の1、2番、3番・山川穂高、4番・栗山という流れにしたい。

 一方、前節で楽天に勝ち越した日本ハムは、相性のいい西武を相手にさらなる弾みをつけたい。前節は右ふくらはぎを故障して2試合欠場した近藤健介に代わって3番に入った西川遥輝が機能。近藤が戻れば1番になるだろうが、左打線への対応に課題を残す西武投手陣なら2人を並べても面白い。次節はソフトバンク戦。その前に大きな弾みとなるシリーズにしたい。

●ソフトバンク-日本ハム(PayPayドーム) 
【予想先発】 
28日(金)東浜巨-河野竜生
29日(土)武田翔太-有原航平
30日(日)石川柊太-バーヘイゲン

 首位堅めを狙うソフトバンクが日本ハムを迎える。初戦はこれまでと同じように東浜の先発が濃厚だ。問題は2戦目。ファームで調子を上げてきている武田を予想してみたが、どういう選択でくるのか。

 絶好調の投手が投げ合う3戦目のマッチアップも見ものだ。石川はパワーカーブに加えて今季はフォークやスライダーの投球割合を増やし、開幕から無傷の6連勝。一方のバーヘイゲンも4連勝中。150キロ以上の高速ツーシームだけでなくスライダー、チェンジアップ、カーブなど多彩な球種を操る。力と技を備えた2人の投げ合いは楽しみだ。
 

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