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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】大野雄大が球団タイ5連続完投を懸けて巨人戦へ!DeNAは正念場を乗り切れるか

氏原英明

2020.08.25

大野雄の好投に引っ張られるようにチームも現在絶好調。まさにエースの働きだ。写真:産経新聞社

大野雄の好投に引っ張られるようにチームも現在絶好調。まさにエースの働きだ。写真:産経新聞社

●阪神-中日(甲子園)
【予告・予想先発】
25日(火)高橋遥人-小笠原慎之介
26日(水)ガルシア-福谷浩司
27日(木)青柳晃洋-柳裕也
 
 前回の甲子園の対戦(7月17~19日)では阪神がスイープしたが、その時の中日とはまるで違う。ここ10試合で8勝2敗、8月の勝率.667(12勝6敗2分)はセ・リーグベスト。借金完済まであと1と迫るが、ここから勢いに乗れないのが近年の中日でもある。「勝率5割の壁」を乗り越えられるかどうかが見どころになる。

 阪神は先発投手陣が好調をキープ。先週は6試合とも先発投手がクオリティ・スタートをマークした。一方の中日は福谷が絶好調。前回登板は精彩を欠いたが、柳も安定した投球を見せており、おそらくロースコアの好ゲームになるはずだ。

 そうなるとカギを握るのは打線か。阪神は近本光司、中日は大島洋平と切り込み隊長がどちらも好調。問題は後続の打者がしっかり返せるかどうか。阪神は18~20日の対巨人3連戦で3試合連続完封を食らったが、続くヤクルトとの3連戦では計16点を挙げた。一時期、不振だったボーア、大山悠輔が復調の兆しを見せており、一方の中日は2番にアルモンテを据える攻撃型布陣がうまくはまり、平田良介も復帰。ようやくメンバーが揃い、貧打線が解消されつつある。現時点の勢いなら中日に分がありそうだが果たして……?
 
●ヤクルト-巨人(神宮)
【予告・予想先発】
25日(火)石川雅規-菅野智之
26日(水)高橋奎二-ディプラン
27日(木)高梨裕稔-戸郷翔征

 首位を独走する巨人は神宮に乗り込んでヤクルトと対戦する。

 丸佳浩、岡本和真、吉川尚輝が神宮球場ですでに3本塁打を放つなど相性がいい。ファームから昇格してきた大ベテランの石川を初戦で打ち崩して勢いに乗りたい。2戦目の高橋とは今季初対戦だが、高校時代から対戦のある岡本との対決は見もの。昨季は5打数3安打1本塁打と岡本が圧倒している。

 巨人の初戦先発は開幕8連勝と絶好調の菅野。だが、今季唯一3失点以上したのが他ならぬ神宮でのヤクルト戦(6月26日)で、この時は5.2回で7安打、5失点と打ち込まれた。天敵・山田哲人は万全な状態でないとはいえ、要注意の登板になる。2戦目は育成から支配下登録を勝ち取ったディプランが初先発予定。左ヒジ痛で離脱したメルセデスの穴を埋められるか。
 

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