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プロ野球

実績十分の元大物メジャーリーガーに咲かなかったブレイク候補…今季最も期待を裏切った7人の男たち

SLUGGER編集部

2020.12.13

▼ジョンソン(広島)
 来日1年目に最優秀防御率、2年目は沢村賞を獲得した優良助っ人が今季は予想外に苦しんだ。開幕から連敗続きで、7月中旬に気分転換も兼ねて(?)一度登録抹消となったが再昇格後も勝てず、9月3日の中日戦で開幕7連敗を喫したのを最後に一軍登板なくシーズンを終えた。自責点3以下で負けがついた試合が4つと不運な面もあったが、制球が乱れてかつての安定感が消えてしまっていたのも事実。助っ人では球団歴代最多の通算57勝を挙げた左腕は寂しく日本を後にした。

▼今井達也(西武)
 開幕前の練習試合ではダルビッシュ有(カブス)を彷彿とさせる投球フォームから155キロのストレートを連発してブレイク候補に挙げられた。だが、いざ蓋を開けてみれば制球が乱れて四球を連発。中継ぎへの配置転換や二軍降格も味わった。結局、61.2投球回で52もの四球を与え、防御率6.13は自己ワースト。ブレイクどころか1年間ローテーションを守った昨季からも大きく後退してしまった。作新学院でともに甲子園優勝を勝ち取った入江大生がDeNAにドラフト1位で入団。プロでは“先輩”にあたる今井の奮起に期待したい。
 
▼清宮幸太郎(日本ハム)
 96試合で打率.190、7本塁打という成績は、高卒3年目としては本来そこまでガッカリの数字ではない。だが、村上宗隆(ヤクルト)が球界を代表するスラッガーに成長、安田尚憲(ロッテ)も一軍定着を果たすなど、プロ入り時は自分よりも評価が低かった同期生、しかも同じ左打者の活躍ぶりを見ると物足りなさを覚えてしまうのも事実。何より、1年目から3年続けて打率も本塁打も進境がみられないのがもどかしい。

構成●SLUGGER編集部
 

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