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プロ野球

ロッテ、初実戦でミス連発も「出たほうが逆にいい」と井口監督は前を向く!課題を明確にレベルアップを目指す

岩国誠

2021.02.14

 今季初の実戦を終えた井口資仁監督は、「ミスはいっぱい出ると思っていましたが、これは出たほうが逆にいい。ミスを反省しながら、ひとつひとつしっかりと次に生かしていければいい」と、想定内の展開に悲観することはなかった。

 この試合、松中信彦臨時打撃コーチがバックネット裏スタンドから、各選手たちの打席へ鋭い視線を送っていた。その中で強化指定選手と位置付けた藤原恭大、安田尚憲、山口航輝がそれぞれ1安打を放つ。この沖縄本島での練習試合で、一軍枠を狙う彼らに、指揮官はこう要望した。

「あまり結果に関してはね。それぞれ課題を持っているので。安田でも『しっかり真っ直ぐをとらえる』とか、『ファーストストライクを打つ』とか、いろいろ課題はあるので、そのあたりをこれからどんどん1球で仕留められるよう(この期間に)やって行ってもらう。ここから開幕へ向けて、1軍のピッチャーもどんどん出てくる。(相手投手の)レベルも上がってくると思うので、自分のレベルも上げていかなくてはいけない」
 
 この日は練習試合ということで公式記録の発表はないが、捕球、送球のほか、走塁や帰塁でもミスがあった。ただ、前述のように藤原、安田、山口に1安打が出たほか、初回三振に倒れた高部はその後2安打と気を吐いた。この日の結果をどうプラスに変えていくのか。2021年ロッテの戦いはここから始まる。

取材・文●岩国誠

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