26位：宮田康喜［投手・日本製鉄広畑］
（みやた・こうき／右投左打）
　高卒５年目の今季に大きく飛躍し、都市対抗で150kmをマークするなど好投を見せた。鋭く落ちるフォークのブレーキも申し分ない。制球も安定しており、リリーフタイプとして面白い存在だ。
■タイプ診断：#リリーフ適性　#本格派　#赤丸急上昇

27位：北山比呂［投手・日本体育大］
（きたやま・ひろ／右投右打）
　ダイナミックなフォームから投げ込む150kmを超えるストレートが最大の武器。少し反動をつけるフォームで安定感には欠けるものの、球威は申し分ない。今年の春は５勝をマークして一気にブレイクを果たした。
■タイプ診断：#赤丸急上昇　#本格派　

28位：中村健人（慶応大・外野手）
（なかむら・けんと／右投右打）
　パンチ力と強肩が光る外野手。シャープな振り出しは出色でミート力も高い。昨年秋のリーグ戦で５本塁打を放ち、一気にドラフト候補に浮上した。長打も期待できる右打者という点で希少価値は高い。
■タイプ診断：#巧打者　#強肩 29位：小深田大翔［遊撃手・大阪ガス］
（こぶかた・ひろと／右投左打）
　今年の社会人を代表する内野手で、168cm＆69kgと小柄だがミートセンスは抜群。近畿大では通算100安打もクリアした。卓越した脚力を生かした走塁とフットワークの良さでも違いを作れる存在で、リードオフマンとして期待できる。
■タイプ診断：#俊足　#巧打者

30位：柘植世那［捕手・Honda鈴鹿］
（つげ・せな／右投右打）
　社会人を代表する強肩強打の捕手。昨年は指名漏れとなったが、今年も安定したプレーを続けている。素早い送球に加えて、打力も年々向上しているのはプラス材料。１年目から一軍の戦力として期待できるだろう。
■タイプ診断：#即戦力

【31～50位に続く】

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「PABBlab」を今年８月にリリースして多くの選手やデータを発信している。