ここまでの素質の持ち主を見て、やはり気になるのはプロ側が浅野をどう評価しているかという点である。
春先にはスカウト陣から170センチという小柄な身長と、外野手というポジションを疑問視する声が聞かれた。近年では目玉の1人だった藤原恭大(大阪桐蔭→2018年ロッテ1位)と昨年の吉野創士(昌平→2021年楽天1位)が1位指名を受けているが、ともに身長は180センチを超える大型選手である。近年で身長170センチほどの高卒選手で目玉となったのは、捕手という特殊なポジションを務めていた森友哉(大阪桐蔭→2013年西武1位)くらいしか見当たらない。それほど稀有だと言える。
しかし、筆者が足を運んだ今夏の香川県大会の初戦では、DeNAは球団代表を含む4人、ソフトバンクも3人体制で視察に訪れており、そんな“熱視線”が向けられるなかでも、浅野はいきなり先頭打者ホームランを放って強い印象を残している。そして、今大会の活躍でスカウト陣からは、問題視された身長に関係なく評価する声も聞かれた。
「高校生のバッターの中では1番じゃないですかね。まずボールを見る形がいいです。身長の低い選手が長打を狙おうとするとどうしても無駄な動きが大きくなるのですが、浅野の場合はそういうところが全くありません。身体つきもたくましいですし、よく鍛えているのが分かりますよね。腕力やリストだけでなく、下半身もしっかり使って振ることができる。ポジションのことについても内野も練習したことあるそうですし、足も肩もあるのでプロでコンバートも考えられます。まず間違いなく1位で消えると思いますね」(パ・リーグ球団スカウト)
このスカウトが話すように浅野の身体能力は図抜けたものがある。今大会でも2盗塁に加えて、内野安打も放っているように脚力は申し分ない。また、シートノックではセンターからも度々強い返球を見せるなど強肩も持ち合わせている。決して「打つだけ」の選手ではないというのも大きなプラス要素と言えるだろう。
春先にはスカウト陣から170センチという小柄な身長と、外野手というポジションを疑問視する声が聞かれた。近年では目玉の1人だった藤原恭大(大阪桐蔭→2018年ロッテ1位)と昨年の吉野創士(昌平→2021年楽天1位)が1位指名を受けているが、ともに身長は180センチを超える大型選手である。近年で身長170センチほどの高卒選手で目玉となったのは、捕手という特殊なポジションを務めていた森友哉(大阪桐蔭→2013年西武1位)くらいしか見当たらない。それほど稀有だと言える。
しかし、筆者が足を運んだ今夏の香川県大会の初戦では、DeNAは球団代表を含む4人、ソフトバンクも3人体制で視察に訪れており、そんな“熱視線”が向けられるなかでも、浅野はいきなり先頭打者ホームランを放って強い印象を残している。そして、今大会の活躍でスカウト陣からは、問題視された身長に関係なく評価する声も聞かれた。
「高校生のバッターの中では1番じゃないですかね。まずボールを見る形がいいです。身長の低い選手が長打を狙おうとするとどうしても無駄な動きが大きくなるのですが、浅野の場合はそういうところが全くありません。身体つきもたくましいですし、よく鍛えているのが分かりますよね。腕力やリストだけでなく、下半身もしっかり使って振ることができる。ポジションのことについても内野も練習したことあるそうですし、足も肩もあるのでプロでコンバートも考えられます。まず間違いなく1位で消えると思いますね」(パ・リーグ球団スカウト)
このスカウトが話すように浅野の身体能力は図抜けたものがある。今大会でも2盗塁に加えて、内野安打も放っているように脚力は申し分ない。また、シートノックではセンターからも度々強い返球を見せるなど強肩も持ち合わせている。決して「打つだけ」の選手ではないというのも大きなプラス要素と言えるだろう。
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