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「すごく力をもらった言葉」今季16勝のダルビッシュ有が胸中を吐露。気持ちが救われたスタッフの言葉とは――

THE DIGEST編集部

2022.10.05

「(チームスタッフは)ピーターに向かって『お前は球場に来るのが早すぎるし、野球のことしか考えていない。他に楽しいことがいっぱいあるのに何故なんだ?』と冗談でいじりにきた時に、ピーターが『Because I Love Baseball!!(なぜなら、僕は野球を愛しているからだ)』と言いました。笑いながらだったけど、心から出た言葉だったのが理解できましたし、自分自身としても凄く力をもらった言葉でした」

 サマービル氏の仕事は、投手のアタックプランを作成する。相手打者に有効な球種、カウントごとに打者がよく打つ球種などを分析し、それをまとめたスカウティングレポートを選手に配布している。それを選手らが見て、参考にして試合に臨む。サマービル氏の何気ない一言は、ダルビッシュの琴線に触れたようだった。その出来事から、ダルビッシュはサマービル氏と一緒に打者の研究をするようになり、時には打者の弱点を探すのを競い合っていたという。

 次に登板した5月19日のフィラデルフィア・フィリーズ戦から、結果的に最終登板となった9月30日のホワイトソックス戦まで、ダルビッシュは23試合連続で6回以上を投げることができた。最高の友人と一緒に相手打者を研究し、不断のたゆまぬ努力が成果となり、先発の役割を十分に果たす安定した投球につながった。
 
 ダルビッシュは「自分の今の役割は派手なピッチングよりも、ある程度点を取られてもいいから、なるべく長いイニングを投げる事だと思っていたので、打者の研究もコンディショニングも自分の目標(長いイニングを投げる)を達成するための研究、調整の仕方になっていましたし、それを実行出来ていたのが自信になりました」と、今季のピッチングを振り返っている。

 だが、まだ戦いは終わっていない。現地時間7日から、世界一に向けたプレーオフが幕を開ける。パドレスの相手はリーグ東地区2位のニューヨーク・メッツだ。

「シーズン色々ありましたが、ポストシーズン進出を決めた試合後のシャンパンファイトでの、みんなの喜びようを見た時はすごく嬉しかったです。まだ試合は続くので、気を引き締めて日々を過ごしていきたいと思います!」と、意気込みを綴った。

 全幅の信頼を寄せる親友と相手打者を研究して築き上げた、卓越したピッチング。大舞台で威風堂々と投げるダルビッシュの姿を楽しみに待とう。

構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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