では、阿部コーチ以外の候補は誰がいるのか。
阿部コーチとともに昨年の“3トップ”だった桑田氏は投手起用の方針を巡って原監督との対立が半ば公然となって一軍から遠ざけられ、ヘッドから降格させられた元木氏も禅譲の対象から後退した。
巨人の不文律として、「監督は生え抜きの4番打者か、エースピッチャーの経験者」とされる。阿部氏以外で最も可能性が高いのは高橋由伸前監督の再登板か。
15年の第2次原政権の退陣とともに、現役続行を決めていた高橋氏に引導を渡した原監督が再び高橋氏に、その座を譲るのは十分にあり得そうだ。急な監督就任を余儀なくされ、十分な準備期間を与えられなかった高橋氏も4年間の評論家生活で充電は十分だろう。
二岡智宏二軍監督も候補に挙がる。高橋政権時に一軍打撃コーチとして、それまでの3年間で本塁打1本だった岡本和真を主砲として大成させた実績があるからだ。しかし、現役時代の晩年に日本ハムに移籍していることがどう評価されるのか。
「永遠の本命」と目される松井秀喜氏への待望論は根強いが、ニューヨークでの生活を投げうってまで巨人軍監督という激務を選択するのかという疑問は消えない。
いずれの候補も決め手に欠ける状況ではあるが、今季限りで原監督がユニフォームを脱ぐ可能性がある限り、時間的な猶予はさほど長くはない。現状では01年オフに長嶋茂雄監督から当時の原ヘッドが政権を引き継いだように、阿部ヘッドが次期監督への最短距離にいることは間違いないようだ。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】「僕は日本への敬意を払いたい」――ヌートバー選出への“偏見”はやめよう。侍ジャパン史上初の男に期待するもの
【関連記事】ポジションごとに徹底分析! 物議を醸した中堅手は誰が?大谷翔平の投手起用はどうなる?【WBC侍ジャパン序列予想】
大谷翔平、村上宗隆、鈴木誠也のベスト打順はこれだ! 吉田正尚とヌートバー、そして下位打線の最適解は?【WBC侍Jスタメン予想】
阿部コーチとともに昨年の“3トップ”だった桑田氏は投手起用の方針を巡って原監督との対立が半ば公然となって一軍から遠ざけられ、ヘッドから降格させられた元木氏も禅譲の対象から後退した。
巨人の不文律として、「監督は生え抜きの4番打者か、エースピッチャーの経験者」とされる。阿部氏以外で最も可能性が高いのは高橋由伸前監督の再登板か。
15年の第2次原政権の退陣とともに、現役続行を決めていた高橋氏に引導を渡した原監督が再び高橋氏に、その座を譲るのは十分にあり得そうだ。急な監督就任を余儀なくされ、十分な準備期間を与えられなかった高橋氏も4年間の評論家生活で充電は十分だろう。
二岡智宏二軍監督も候補に挙がる。高橋政権時に一軍打撃コーチとして、それまでの3年間で本塁打1本だった岡本和真を主砲として大成させた実績があるからだ。しかし、現役時代の晩年に日本ハムに移籍していることがどう評価されるのか。
「永遠の本命」と目される松井秀喜氏への待望論は根強いが、ニューヨークでの生活を投げうってまで巨人軍監督という激務を選択するのかという疑問は消えない。
いずれの候補も決め手に欠ける状況ではあるが、今季限りで原監督がユニフォームを脱ぐ可能性がある限り、時間的な猶予はさほど長くはない。現状では01年オフに長嶋茂雄監督から当時の原ヘッドが政権を引き継いだように、阿部ヘッドが次期監督への最短距離にいることは間違いないようだ。
構成●SLUGGER編集部
【関連記事】「僕は日本への敬意を払いたい」――ヌートバー選出への“偏見”はやめよう。侍ジャパン史上初の男に期待するもの
【関連記事】ポジションごとに徹底分析! 物議を醸した中堅手は誰が?大谷翔平の投手起用はどうなる?【WBC侍ジャパン序列予想】
大谷翔平、村上宗隆、鈴木誠也のベスト打順はこれだ! 吉田正尚とヌートバー、そして下位打線の最適解は?【WBC侍Jスタメン予想】
関連記事
- 「世論は冷たくなるだけだった」坂本勇人の“不退転”の代表辞退に韓国メディアも関心!「リーダーシップは大きな魅力だが――」
- オコエは“紳士の球団”巨人へ!中日の19年開幕投手・笠原はDeNAに入団【現役ドラフトで新天地へ移った男たち:セ・リーグ】<SLUGGER>
- 「僕は日本への敬意を払いたい」――ヌートバー選出への“偏見”はやめよう。侍ジャパン史上初の男に期待するもの
- 「オオタニが小さく見える」レイカーズ移籍の八村塁と大谷翔平のツーショット写真にドジャース右腕も反応!ファンは二刀流スターのトレードに期待?
- 大谷翔平の“価値”は「スポーツ界で見たこともないものに」。英紙がC・ロナウドも凌駕する大型契約を予測「12年618億円は最低基準」